経産省・新着情報

2024年4月3日

経済産業省は、企業や業界団体、アカデミア、消費者・消費者団体などの多様な主体による様々な標準化活動への理解・認識の向上、規格開発・交渉の専門家等に加えて標準化を企業戦略に生かせる人材の育成を目指し、標準化活動に優れた功績を有する個人や組織を表彰する「産業標準化事業表彰」の募集を開始します。

1.表彰の目的

優れた技術や製品・サービスが広く利用され、社会課題の解決や企業の収益につなげるためには、適切なルールの整備、そのための標準化活動が重要です。
産業標準化事業表彰は、国際規格や日本産業規格(JIS)等の作成、普及・促進、標準化を活用した市場創出や社会課題の解決等に功績のあった個人及び組織、並びにこれらの活動において今後の更なる活躍が期待される個人を表彰する制度です。
世界で通用する標準化人材の育成に寄与し、我が国における産業標準化及び適合性評価活動の促進、ひいては我が国産業の発展に資することを目的として、毎年10月の「産業標準化推進月間」に実施しています。
受賞者には、我が国が「ルールは自分から積極的に作るもの」という意識を高め「ルールテイカー」から「ルールメイカー」となっていくための先導者として、その貴重な知識・経験を若い世代に伝えていただくとともに、経済産業省の標準化関連施策への御協力を期待しています。
なお、今年度から、昨年6月に日本産業標準調査会にて取りまとめられました「日本型標準加速化モデル」(※)が指摘する「戦略的活動」(企業の経営戦略と一体的に展開する市場創出に資する経営戦略上の標準化活動)の拡大に寄与することを目的として、表彰対象を拡大しました。具体的には、これまで表彰してきた「基盤的活動」(安全・安心を中心とした高品質な製品・サービスを支える標準化活動)やそれを支える規格開発の専門家等に加え、市場創出に資する標準化又は適合性評価活動を推進するための取組(活動方針の策定や実行、体制整備、人材育成、情報発信等)を主導し、経済・産業の発展や市場創出、社会課題の解決等に寄与した個人又は組織を表彰対象に追加しています。是非、御応募ください。

※日本型標準加速化モデル(日本の標準化活動のあるべき姿)についてはこちら

2.表彰の種類とその概要(下線部を引いている箇所が、今年度から追加した対象)

(1)内閣総理大臣表彰

国際標準機関の要職での活動や日本発の国際標準化の実現、標準化を活用した産業横断的又は特定産業の市場創出や社会課題の解決等において、他の模範となるような極めて顕著な功績があった個人に対する表彰

※受賞者は、1名以内。
  昨年度の内閣総理大臣表彰受賞された林秀樹氏
昨年度の内閣総理大臣表彰を受賞された林 秀樹氏(東芝エネルギーシステムズ株式会社)
と石井経済産業大臣政務官

(2)経済産業大臣表彰

JIS・国際規格の策定やこれらに係る適合性評価活動(関連する普及・啓発、教育、研究、国際協力などの活動も含む。以下同じ。)、標準化を活用した企業の市場創出や社会課題の解決等において、他の模範となるような顕著な功績があった個人又は組織に対する表彰。

※受賞者は、個人及び組織を合わせて25以内。

(3)産業技術環境局長表彰

産業標準化貢献者表彰

JIS・国際規格の策定やこれらに係る適合性評価活動、標準化を活用した企業の市場創出や社会課題の解決等において、他の模範となるような貢献があった個人又は組織に対する表彰。

国際標準化奨励者表彰

国際標準化活動に関与し、今後の貢献が期待される原則40歳未満の個人に対する表彰。

※受賞者は、産業技術環境局長表彰全体で、個人及び組織を合わせて原則30以内

3.募集期間

令和6年4月3日(水曜日)10時から5月10日(金曜日)12時まで(期限厳守)

4.応募方法・様式

応募要領及び推薦書類は次の経済産業省のホームページをご参照ください。

5.WEB説明会

推薦書類の書き方や注意事項について、WEB説明会を開催します。参加希望の方はこちら外部リンクからお申込みください。

  • 4月10日(水曜日)14時~15時(Webex)
  • 4月16日(火曜日)14時~15時(Google Meet)

6.関連情報

経済産業省 METI Journal オンライン2月号の政策特集は、「標準と経営が恋をする」(標準化)外部リンクでした。
特集では「日本型標準加速化モデル」の狙いとポイントを解説しています。
ルールテイカーからルールメイカーへ!「標準化」が拓く新しい市場 | 経済産業省 METI Journal ONLINE外部リンク

また、2023年度の産業標準化事業表彰「経済産業大臣表彰(組織)」を受賞した「国立大学法人東京外国語大学・国立大学法人東京農工大学・国立大学法人電気通信大学」様を紹介しています。
「標準化人材」を育成せよ!日本発の国際ルールづくりにアカデミアが動き出す | 経済産業省 METI Journal ONLINE外部リンク

昨年度までの受賞者

令和5年度までの受賞者及びその功績、受賞者インタビューを、経済産業省のホームページに掲載しています。

担当

産業技術環境局基準認証調査広報室長 小嶋
担当者:小島
電 話:03-3501-1511(内線 3421~2)
メール:bzl-kijun-Koho★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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