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2024年4月5日

4月5日(金曜日)、上月経済産業副大臣がMSP(鉱物資源安全保障パートナーシップ:Minerals Security Partnership)フォーラム設立イベント(対面・オンラインのハイブリット形式)に参加しました。

1.会合概要

  • 4月5日(金曜日)に、EU及び米国の共催でMSPフォーラム設立イベントがベルギー・ルーヴェンおよびオンライン併用のハイブリッド形式で開催され、日本から上月経済産業副大臣がオンラインで出席しました。
  • 本イベントでは、MSPパートナー国(米国、日本、欧州委、豪州、加、仏、独、伊、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、英国、韓国、インド、エストニアの15国・地域。)のうちEU、米国、日本、韓国、フィンランド、ドイツ、英国が発言。MSPフォーラムメンバー候補国からは、カザフスタン、ナミビア、ウクライナ、ウズベキスタン、タジキスタン、コンゴ民主共和国、グリーンランド、モロッコが発言しました。
  • MSPフォーラムは、重要鉱物のサプライチェーン強靱化に向けて、既存のMSPの枠組みを拡大し、同志国のみならずアジア・アフリカ・南米等の資源国も公式にメンバーとする世界初の枠組みとして2024年3月に設立が発表されました。
  • 今般の設立イベントでは、冒頭に共同議長であるドンブロフスキス欧州委員会上級副委員長 兼 貿易担当欧州委員及びブリンケン米国国務長官から、エネルギー転換に向けて重要鉱物の重要性が増す中、資源国・消費国の連携を通じて、資源確保と同時に、資源国での付加価値や高いESGを目指すMSPフォーラムの意義が述べられました。
  • また、本イベント参加国は、MSPフォーラム設立を歓迎するとともに、重要鉱物の強靭なサプライチェーンの構築に向けて互いに協力することで一致しました。
  • 最後に、フェルナンデス米国国務次官から、高いESG基準に基づいた同志国連携による個別プロジェクトの推進に加えて、資源国に付加価値を創出しながらサプライチェーンの強靱化の達成に向けた政策に関する議論をMSPフォーラムの枠組みを活用して行うと発表がありました。

2.主な発言

上月副大臣からは、MSPフォーラム設立を歓迎するとともに、ネットゼロ実現と経済安全保障確保の観点から、特定国に依存しない重要鉱物のサプライチェーンの構築の重要性について述べ、これまで我が国が取り組んできた人材育成やインフラなどの生産国での協力を生かしながら、MSPフォーラムを通じた生産国と消費国の協力関係のさらなる深化や、強靱で持続可能な重要鉱物のサプライチェーンの実現を目指していくことを発信しました。

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担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 鉱物資源課長 有馬
担当者: 有賀、延時
電話:03-3501-1511(内線 4701
メール: bzl-koubutsu-kokusai ★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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