外務省・新着情報

令和6年4月5日
カザフスタン核兵器廃棄協力関係者と記念撮影をする深澤外務大臣政務官
カザフスタン核兵器廃棄協力関係者による深澤政務官表敬の様子

 4月5日、深澤陽一外務大臣政務官は、日カザフスタン核兵器廃棄協力の一環で訪日したセルガジン・カザフスタンエネルギー省原子力産業局長(Director General, the Department of Atomic Energy and Industry, The Ministry of Energy of the Republic of Kazakhstan)らカザフスタン核兵器廃棄協力関係者6名による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 深澤政務官から、日カザフスタン核兵器廃棄協力の枠組みで訪日した、カザフスタン外務省、エネルギー省、関係機関の関係者一行を歓迎するとともに、我が国は唯一の戦争被爆国として広島出身の岸田総理のリーダーシップの下「核兵器のない世界」に向けた国際的な取組をリードする決意である旨述べました。
  2. これに対し、セルガジン局長らカザフスタン核兵器廃棄協力関係者から、これまでの日本からカザフスタンに対する核兵器の廃棄に関連する協力に感謝している旨述べられるとともに、今回の訪日は、非常に有意義であった旨発言がありました。
  3. 最後に深澤政務官から、今回の関係者一行の訪日を契機として、引き続き貴国との関係を進展させていきたい旨述べました。
(参考)日カザフスタン非核化協力事業

 1994年に締結した協定に基づき、カザフスタンにおいて削減される核兵器の安全かつ確実な廃棄、核兵器の不拡散、また関係する環境問題の解決を目的として、1994年日カザフスタン核兵器廃棄委員会を設立。我が国は、1993年と1999年に、同委員会に対し合計約18億円を拠出し、これまで国内計量管理制度(SSAC)確立支援(1995年~2000年)、セミパラチンスク核実験場周辺地域の放射能汚染対策(1995年~1999年)、核セキュリティ防護資機材整備計画(2011年~2015年)を実施。本年8月に協定が終了する予定であり、今回の招へい事業が最後の協力事業となる。


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