経産省・新着情報

2024年4月9日(火曜日)
9時01分~9時07分
於:本館10階記者会見室

冒頭発言

米国出張

おはようございます。初めに私から1点申し上げます。
本日、4月9日から13日土曜日まで、岸田総理大臣による我が国の総理大臣として9年ぶりの国賓待遇での米国公式訪問に同行する形で、ワシントンDCに出張します。
今回の出張では、日米首脳会談等の首脳行事に同席するほか、米国閣僚級との会談、さらには訪米中のフィリピン貿易産業大臣の参加を得て、日米比商務・産業大臣会合の開催を調整しています。一連の会談等を通じて、半導体等の重要・新興技術やサプライチェーン強靱化等の経済安全保障や、クリーンエネルギー等の多様な分野において、日米間及び日米比3か国での経済協力を更に進展させたいと考えています。
私からは以上です。

質疑応答

米国出張

Q:今、お話あった今回の訪米について、大臣が総理の外国訪問に同行されるのは珍しいかと思いますけれども、改めまして期待する成果、参加される相手国側に訴えたいことをお聞かせください。

A:現在、国際情勢をめぐって様々な懸案がある中で、総理と共に訪米し、日米首脳会談等の首脳行事に参加することに加え、日米関係閣僚での会談、さらには日米比商務・産業大臣会合を予定しており、同志国との協力を進める上で、私は非常に重要な機会だと思います。
関係閣僚との会談についてはまだ調整中ですが、米国のポデスタ大統領上級補佐官との間で、米国のクリーンエネルギー推進施策であるIRAと日本のGX推進戦略の協調に向けた閣僚級での政策対話を立ち上げることを予定しています。
また、レモンド商務長官と日米商務・産業パートナーシップ会合を開催し、重要・新興技術やサプライチェーン強靱化に向けた日米協力についての議論を行いたいと思っています。
さらに、レモンド商務長官、フィリピンのパスクアル貿易産業大臣と日米比商務・産業大臣会合を開催し、インフラやエネルギー等の経済分野における3か国の協力に向けた議論を行うことを予定しています。
大変限られた時間ではありますが、集中してこれらの会談等をこなして、日米間及び日米比3か国での経済協力を更に進展させたいと考えています。

日本製鉄のUSスチール買収計画

Q: 私も米国出張に関連して質問が1点ございます。日本製鉄のUSスチール買収の件で、これに際して経産省としてや日本政府として、何かこれについて議論ですとか対応というのは検討されていらっしゃるでしょうか、現時点のお考えを教えてください。

A:これは議論の中身で、外交上のやり取りでもありますので、個別の内容についてコメントは差し控えさせていただきたいと思います。申し訳ありません。

大阪・関西万博

Q:大阪万博について伺いたいと思います。間もなく開催まで1年となりますけれども、タイプAのパビリオン建設を予定している国では、16か国がゼネコンも決まっていないというような状況であったりとか建設の遅れが指摘されてきました。改めて、この進捗状況について現状をどのように捉えていらっしゃるのかお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

A:昨日、BIE(博覧会国際事務局)の事務局長が私のところに来てくださりました。彼からコメントがあったとおり、進捗状況を十二分に検証していただくとともに、彼が皆さんの前でしたコメントについては、私もそのとおりだと思っています。幾多の課題はもちろんありますが、開催に向けて順調に進んでいるとの理解です。
一方、率直に申し上げて、PRをもう少ししっかりやらなければならないとは思っていますので、これから更にしっかりとやっていきたいと思っています。

日本製鉄のUSスチール買収計画

Q:私も日本製鉄のUSスチール買収について伺いたいんですが、今週末、USスチールは株主総会を開いて買収計画を諮る予定ですけれども、もし大臣が期待することがあれば伺えればと思います。

A:心の中ではいろいろありますが、やはり企業の経営そのものの話ですから、私から良いとか悪いとか、そういうことを申し上げるのは差し控えたいと思います。

以上

最終更新日:2024年4月9日

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