外務省・新着情報

令和6年4月11日

 4月11日、午前10時00分から約15分間、林芳正内閣官房長官は、日本とブラジル連邦共和国の経済界の主要なリーダーから構成される「日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議」の飯島彰己日本側座長(三井物産株式会社顧問)及びエドゥアルド・ヴィエイラ・ブラジル側座長(リオデジャネイロ州工業連盟会頭)等賢人会議メンバーによる表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、飯島座長から、本年4月10日、第12回日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議会合を本邦で開催したことの報告があり、提言書が林官房長官に手渡されました。また、飯島座長及びヴィエイラ座長は、脱炭素分野における協力連携、経済安全保障に関する課題を始め、賢人会議として、日・ブラジル両国政府及び両国経済産業界とも連携し、二国間経済の発展に寄与していく旨述べました。さらに、日・メルコスールEPAの重要性についても発言がありました。
  2. これに対し、林官房長官から、今次提言に対して謝意を表明しました。また、昨年の提言のうち、日本政府の具体的取組として、昨年、ブラジルの一般旅券所持者に対する短期滞在査証の免除を実現した旨述べるとともに、2025年の日・ブラジル外交関係樹立130周年も見据え、ビジネス関係者を含む人的交流の活性化に期待する旨述べました。さらに、林官房長官は、メルコスールとの経済関係強化に関し、パラグアイで開催された「第5回日・メルコスール経済関係緊密化のための対話」の機会等も活用し、幅広い分野における関係強化のあり方について検討していきたい旨述べました。

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