外務省・新着情報

令和6年4月12日

 4月11日、「三海域イニシアティブ(Three Seas Initiative: 3SI)」首脳会合が、今年の3SI議長国であるリトアニアのビリニュスで開催され、上川陽子外務大臣が、日本政府を代表してビデオ・メッセージを発出しました。

  1. 上川大臣は、メッセージの中で、日本が今次首脳会合から戦略的パートナーとして参加し、発言できることを嬉しく思うとともに、欧州・大西洋の安全保障とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識の下、日本は、3SIを強く支持する旨述べました。
  2. その上で、上川大臣は、日本は欧州諸国、特にバルト三国における連結性強化を重視しており、ウクライナに対する援助や支援において重要な役割を果たす当該地域の南北間における連結性は、これまで以上に重要であり、日本は、地域内外の国々と連携しながら、3SIへの関与を強化していく旨述べました。
  3. さらに、上川大臣は、2月19日に行われた日・ウクライナ経済復興推進会議の成果に言及するとともに、日本政府として、3SIの下での、日本企業の一層の参画を促すべく、積極的に役割を果たして行く旨述べました。
(参考1)三海域イニシアティブ

 2015年に中・東欧・バルト地域における連結性強化及び格差の縮小を目的として発足。三海域(バルト海、黒海及びアドリア海)に囲まれた地域のエネルギー、交通・運輸、通信・デジタル等の分野におけるインフラ整備を推進している。現在、13か国(オーストリア、ブルガリア、クロアチア、チェコ、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、ギリシャ)が参加。

(参考2)別添PDF

 上川大臣ビデオ・メッセージ(英文(PDF) 別ウィンドウで開く和文仮訳(PDF) 別ウィンドウで開く


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