経産省・新着情報

2024年5月10日(金)
9時10分~9時16分
於:本館10階記者会見室

冒頭発言

経済安全保障推進法の認定

初めに私から2点申し上げます。
1点目ですが、経済安全保障推進法に基づきまして、幅広いAI開発者が利用可能な計算資源の整備に向け、新たにソフトバンク社の計画について支援決定しました。これは4月19日のさくらインターネットなど5件の計画に続く、支援決定となります。
今回の支援決定により、昨年「生成AIのモデル開発に必要となる計算資源の国内整備目標」として半導体・デジタル産業戦略検討会議において掲げた「2027年度末までに累計60エクサ・フロップス規模の整備を目指す」との目標を達成できる見込みとなりました。
生成AIのモデル開発のために、国内に必要な計算資源を整備することは、経済安全保障や産業競争力強化の観点から極めて重要です。国内における生成AIの利活用の促進も含め、引き続きスピード感を持って取り組んでまいります。

中小企業白書・小規模企業白書

2点目ですが、本日、中小企業白書及び小規模企業白書を閣議決定しました。
今回の白書では、人手不足の深刻化に対応した省力化投資などの生産性向上の取組を通じて、「稼ぐ力」を高めることの効果について、分析しました。今回の分析を踏まえ、中小企業・小規模事業者が「縮み」思考から脱却をして「稼ぐ力」を高め、持続的な賃上げを実現すべく取り組んでまいりたいと思います。
詳細については、別途ブリーフィングを設定させていただきますので、事務方にお問合せください。
私からは以上です。

質疑応答

高レベル放射性廃棄物最終処分場

Q:文献調査をめぐって、本日佐賀県の玄海町で町長が受入れの可否について意向を表明する予定とされております。大臣は7日に町長と面会されておりますが、改めてこの受け止めと、もし受入れが決まった場合、原子力発電所の立地自治体としては初めてとなりますが、その点どのようにお考えになるか教えてください。

A:5月7日の面談では、脇山玄海町長から、原発立地自治体の玄海町におけるエネルギー政策への貢献や思いについてお伺いして、私もいたく感銘を受けるところがありました。
私からは玄海町の長年にわたる貢献への感謝と脇山町長と玄海町の方々に文献調査を真摯に検討していただいていることへの敬意をお伝えしました。その上で最終処分という国家的課題において、玄海町の動きは非常に重要な一石を投じるものであり、改めて文献調査の実施に向けて前向きな検討を私からも直接お願いしたところです。
今、玄海町で町長が御判断に向けていろいろ考えておられますので、現時点で私として申し上げられることは、その状況を見守っていきたいということに尽きます。

先端技術流出

Q:大臣、全く別件になるのですけれども、ウクライナの話なのですけれども、ロシアが使った北朝鮮のミサイル、これはイギリスの調査団体が分析したら日本製の日本企業のマークの部品が見つかったという、こういう報道もございます。日本政府に対してイギリスの調査団体がお伝えしましたということです。先般先端技術の流出というようなことについて対策を講じられていたと思うのですけれども、現時点でこの件について何か対応があったら伺いたいなというところでございます。

A:報道は承知していますが、今の時点で事実関係について確認ができていませんので、まだコメントできる段階にはありません。

経済安全保障推進法の認定

Q:先ほどの計算資源の支援については、支援規模というのは。

A:今回の認定における支援額は、最大で421億円です。

以上

最終更新日:2024年5月10日

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