総務省・新着情報

報道資料
令和6年5月16日
「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」に対する意見募集

 総務省は「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」について、令和6年5月17日(金)から令和6年6月17日(月)までの間、意見を募集します。

1 概要

 我が国では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機とし、ウェブ会議、テレワーク、遠隔教育、遠隔診療等の非対面・非接触で従来の活動を可能とするデジタルサービスが急速に普及した。これらのサービスを安定して利用するために必要となる固定ブロードバンドサービスは、社会経済活動や国民生活を支える上でより重要な役割を担うようになり、一層のサービスの品質の確保が求められる一方、消費者からは、通信速度が遅い、(特定の時間に)つながりにくい等の苦情・相談が毎年一定数寄せられているところです。
 ウェブ会議をはじめとするインターネット上のデジタルサービスは、アクセス回線を提供する事業者に加え、ISP事業者やIX事業者、サービス提供事業者等のさまざまな事業者を経由して提供されており、アクセス回線である固定ブロードバンドサービスの品質は、これらの事業者間の接続形態や通信設備の態様の影響を受けるため、固定ブロードバンドサービスの通信品質の測定に係る手法はこれまで確立されていなかったところです。
こうした背景に対し、2020年12月から「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ」(主任:平野 晋 中央大学 国際情報学部長・教授。以下「検討会」といいます。)が開催され、公正、中立的かつ効率的な固定ブロードバンドサービスの品質測定手法や消費者への情報提供の在り方等について検討が行われ、令和6年5月に「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」(以下、「報告書(案)」といいます。)がとりまとめられました。
 総務省は、検討会でとりまとめられた報告書(案)を基に、固定ブロードバンドサービスの実効速度等の品質測定手法を明確化するとともに、実際の品質測定の結果について、消費者に対して情報提供すべき事項やその在り方をまとめた「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」(以下、「ガイドライン(案)」といいます。)を作成しました。
 ついては、当該報告書(案)及びガイドライン(案)について、令和6年5月17日(金)から令和6年6月17日(月)までの間、意見を募集します。

2 意見募集要領

(1) 意見募集対象

「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ報告書(案)」(別紙1
「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」(別紙2

(2) 意見提出期限
  令和6年6月17日(月)
  (郵送の場合も令和6年6月17日(月)必着とします。)
  詳細につきましては、意見公募要領(別紙3)をご覧ください。

3 今後の予定

 「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」に寄せられた意見を踏まえ、速やかに取りまとめ、公表する予定です。

4 資料の入手方法

 別紙1、別紙2及び別紙3については電子政府の総合窓口[e-Gov](https://www.e-gov.go.jp)の「パブリックコメント」欄にも掲載します。

【関連報道資料】
 ○「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ」の開催案内等
 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denkitsushin_shijo/index_00005.html

連絡先
総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課
担当 :木村課長補佐、荻原官
電話 :03-5253-5853
メール :     broadband-quality_atmark_ml.soumu.go.jp
(注)スパムメール対策のため「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。

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