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土屋復興大臣記者会見録[令和6年5月21日]

令和6年5月21日(火)09:10~09:15 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。本日、要望活動のため齋藤石巻市長及び安倍石巻市議会議長が来訪され、意見交換を行います。

 詳細については、事務方にお問い合わせください。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)本日、2点ございます。

 1点目が先日の参院の特別委員会で特定復興再生拠点区域の居住人口が515人だという説明がありまして、この数字についての受け止めについてお願いいたします。

(答)避難指示が解除されて間もないこともあって、各町村からはそれぞれが設定している特定復興再生拠点計画における目標と比較して少ない状況であると報告をいただいております。

 復興庁として、目標の実現に向けて、引き続き、必要なインフラの整備や買い物、医療、介護等の生活環境整備などの取組を進めてまいりたいと考えております。

 帰還希望者の調査とかをしていただいていますけども、その中でもやっぱり迷ってる方も多いし、それからもう少し戻られたお友達とかから「戻って、いろんなことでいいよ」っていう話も出てくれば増えるんじゃないかと思います。また、今話したようにインフラの整備とか買い物、女性だとやっぱり買い物が、近場で買えるっていうのは非常に重要だし、また医療は誰もが心配だと思いますから、そういうところを整えるっていうのを我々がしっかりやっていかなきゃいけないかなと思っています。

(問)ありがとうございます。もう1点お尋ねいたします。

 福島国際研究教育機構、F-REIですけれども、1年がたったというところでして、1年間の成果及び今後の期待というところについてお願いいたします。

(答)F-REIついては昨年4月、正にゼロからのスタートになったわけですけれども、山崎理事長のリーダーシップの下、精力的に事業に取り組んでいただいておりまして、すでに55件の委託研究をはじめ、15市町村での座談会、16回のトップセミナー、9件のMOU締結など、着実にその歩みを進めていただいているものと高く評価しております。

 今後は国内外の優秀な研究者等を確保しつつ、委託研究を段階的に直営の研究体制へと移行させ、研究成果を生かした産業化や人材育成における取組を強化いただくとともに、世界に冠たる創造的復興の中核拠点として発展していくための「基盤作りと存在感の提示」に向けて、しっかりと取り組んでいただくことを期待しているところでございます。

 復興庁としては、関係府省と連携しながら、F-REIの取組をしっかり支援するとともに、今年度からはF-REIの本施設の設計に関する取組を進め、復興庁設置期間内での順次供用開始を目指し、更に可能な限りの前倒しに努めてまいりたいと考えております。

 私自身個人としても、できる限り機会あるごとにF-REIの宣伝をしているところでございまして。本当に建物もない、やっとスタートを切ったばかりですので、関係府省のほうにもまだまだ知られていないのが現実だと思います。そのため、これから本当に努力して、広報活動していくことが重要であります。この間カナダ日本議員連盟の国会議員が8名来て、東北に行っていただきました。そのときに行く前に会議が1日ありまして、F-REIの宣伝をさせていただきました。カナダでも優秀な研究者がたくさんおられるので、是非こういうことに興味を持っていただきたいというお願いをした次第でございまして。機会を捉えてそういうことをみんなで努力していくことこそが重要かなと考えております。

 以上です。

(以  上)

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