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土屋復興大臣記者会見録[令和6年5月28日]

令和6年5月28日(火)09:05~09:09 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 冒頭発言なし

 

2.質疑応答

(問)昨日まで、日曜、月曜日と福島に大臣は視察に行かれまして、今回NPOであったり、個人であったり、そういった方への聞き取り、視察を中心とされていたというお話を伺っているのですが、今回得た知見であったり、それを生かした施策への展開、活用について教えてください。

(答)現地でも記者さん達にお話をしましたので重なると思いますが、お話しさせていただきたいと思います。

 今回の福島出張では、まず国の重要無形民俗文化財の相馬野馬追を視察するとともに、様々な企業や移住された方を含めて、現地で生活されている皆様との意見交換を行いました。

 相馬野馬追は生まれて初めて行きましたが、すごく大勢の人が本当に楽しそうに観覧しているのを見て、本当によかったなという感じがしました。そして、昨年は大変暑い中で行われたということで大変な状況だったというのを伺っておりますが、今年は5月ということで、風が結構あったのですが、比較的爽やかな中で民俗文化財の相馬野馬追ができたということは、これからも大変馬にも人間にもよい状況の中で続けていただければと思った次第でございます。

 それから、大熊のインキュベーションセンターでは、世界中の国の人と地域の子どもをつなぐ教育プログラムを提供する企業など、4社と意見交換を実施し、更にデンソー福島では水素エネルギーの地産地消を目指す取組を視察いたしました。各社において先進的な取組を行っていることをお聞きして、復興・再生への力強い動きを肌で感じたところです。特に印象的だったのは、各企業が、やっぱり福島から発信していきたいという強い思いを持っているということを感じた次第でございます。

 それから、富岡町では町内外から子育て世代が集まっている施設で、子育て世代と話をさせていただきました。買い物環境、子育て環境の充実の必要性を感じたところでございます。3人の方とお話したのですが、1人の方は町外からいらしていまして、1時間かけてくるということなのですが、それでも非常に価値があるということで、子どもが自由に広い建物の中で運動ができるという施設はなかなかないということをおっしゃっておりまして、お母さんたちも安心して、子どもが遊んでいる間にママ友ができてとてもいいということを伺いました。

 それから、楢葉町、川内村、田村市において、ワイナリーや地域の特産品を生かした商品の販売店、飲食店、シェアハウスを訪問いたしました。市町村外からの利用者もあって、関係人口増加に貢献しているという前向きな話をお聞きし、改めてにぎわいを取り戻す取組の重要性を感じたところでございます。本当に現場で働いている人たちが生き生きと、そしてすごくこの町を愛しているなというのが伝わってきて、そこも大変よかったなと思います。

 このように、今回の訪問を通じまして、帰還、移住や関係交流人口の拡大につながる具体的な取組を含めて、被災地における様々な復興・再生に向けた取組や現状を実際に見聞きすることができ、大変有意義だったと思います。

 これらを踏まえて、地元自治体の声に耳を傾けつつ、引き続き現場主義を徹底して、一日も早い被災地の復興・再生に向けて全力で取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。

 どうもありがとうございました。

(以  上)

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