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プレスリリース

国際獣疫事務局(WOAH)における理事及び専門委員会委員の選出について

令和6年5月31日
農林水産省

フランス・パリで開催された第91回国際獣疫事務局(WOAH)総会において、消費・安全局動物衛生課から沖田賢治(おきたまさつぐ)課長がWOAHの理事に選出されました。
また、WOAHの専門委員会の選挙において、動物衛生課の村井清和(むらいきよかず)課長補佐が陸生動物衛生基準委員会(コード委員会)副議長に、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門から川治聡子(かわじさとこ)動物感染症研究領域上級研究員が生物基準委員会(ラボラトリー委員会)委員に選出されました。

1.概要

日本時間5月28日(火曜日)、フランス・パリにて開催されていた第91回WOAH総会において、理事選挙が行われ、加盟国の賛成多数により、消費・安全局の沖田賢治動物衛生課長がWOAHの理事に選出されました。また、WOAHの国際基準等を検討する専門委員会(Specialist Commissions)の選挙において、動物衛生課の村井清和課長補佐が陸生動物衛生基準委員会(コード委員会)の副議長に選出され、(国研)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門の川治聡子上級研究員が生物基準委員会(ラボラトリー委員会)委員に選出されました。
(参考)
国際獣疫事務局(WOAH)とは、1924年に28か国の署名を得てフランスのパリで発足した、世界の動物衛生の向上を目的とする政府間機関であり、2024年5月現在183か国・地域が加盟しています。WTO/SPS協定上、動物衛生及び人獣共通感染症に関する国際基準の設定機関とされています。また、WOAHは、口蹄疫、豚熱、BSE等の国際貿易上重要な家畜疾病について、加盟国の清浄性を公式に認定しています。

2.WOAH理事選挙

理事会は、WOAH総会議長、副議長、前議長及び6名の理事の計9名により構成され、WOAHの技術的及び行政的事項、総会に提出する活動計画や予算案等を審議します。
我が国のWOAH代表(Delegate)である沖田動物衛生課長がアジア・太平洋地域委員会(32か国・地域)の推薦を受け、理事に選出されました(任期3年間)。

3.コード委員会選挙

コード委員会は、議長、副議長(2名)及び3名の委員により構成され、口蹄疫、アフリカ豚熱、高病原性鳥インフルエンザ等の家畜疾病が畜産物等の貿易により国際的にまん延することを防ぐための検疫措置や疾病清浄化の要件等に関する国際基準(陸生動物衛生基準、通称WOAHコード)の作成・改正案の策定を行う委員会です。
動物衛生課の村井課長補佐は、1期目の貢献が評価され、アジア・太平洋地域委員会(32か国・地域)の推薦を受け、コード委員会副議長に選出されました(任期3年間)。

4.ラボラトリー委員会選挙

ラボラトリー委員会は、議長、副議長(2名)及び3名の委員により構成され、重要な家畜疾病の診断方法やワクチン等に関する国際基準(陸生動物の診断及びワクチンに関するマニュアル、通称WOAHマニュアル)の作成・改正案の策定を行う委員会です。
農研機構の川治上級研究員は、1期目の貢献が評価され、アジア・太平洋地域委員会(32か国・地域)の推薦を受け、ラボラトリー委員会の委員に再選されました(任期3年間)。

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:松尾、小林
代表:03-3502-8111(内線4584)
ダイヤルイン:03-3502-8295


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