農林水産省・新着情報
プレスリリース
令和5年度食品等流通調査報告書の公表について
農林水産省
農林水産省は、「食品等の流通の合理化及び取引の適正化に関する法律」に基づき、食品等の取引の適正化を図るため、食品等の取引の状況その他食品等の流通に関する調査(食品等流通調査)を実施し、報告書をとりまとめましたので、公表します。また、関係団体に対し、調査結果に基づく協力要請通知を発出しましたので、お知らせします。
1.背景
令和5年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことを受け、社会経済活動の正常化が進みつつある一方で、原材料価格高騰等により依然として厳しい状況に置かれている食品関連事業者も存在しています。
また、トラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用され、物流効率化に取り組まなかった場合、輸送力不足が起きるという、いわゆる「物流の2024年問題」に直面しています。
以上を踏まえ、令和5年度においては、
(1)食品等の流通における労務費、原材料費、エネルギーコストの上昇分の転嫁状況や課題を把握すること
(2)各事業者の「物流の2024年問題」への取組状況や課題について把握すること
を目的として食品等流通調査を実施しました。
2.調査結果
<実施方法>
(1)アンケート調査
卸売市場関係者、食品製造事業者、食品卸事業者を対象として、納入先(小売事業者等)との取引における課題についてアンケート調査を実施。また、小売事業者を対象として、物流に関するアンケート調査を実施した。また、小売事業者を対象として、物流に関するアンケート調査を実施(853者)。
(2)ヒアリング調査
上記の者及び農業者団体、農業法人を対象として、価格転嫁、物流、商慣習、電子取引等の状況や課題についてヒアリング調査を実施(203者)。
<調査報告書>
令和5度食品等流通調査(要旨)(PDF : 209KB)
令和5年度食品等流通調査に関する報告書(PDF : 2,375KB)
3.調査結果に基づく協力要請
調査結果に基づき、関係団体(生産・製造から流通・小売まで合計251団体)に対し、
協力要請通知を発出しました。
食品等の取引の状況その他食品等の流通に関する調査の結果に基づく協力要請について(PDF : 386KB)
4.過去の調査結果
過去の調査結果については、以下リンクに掲載しています。
食品等の流通の合理化及び取引の適正化に関する法律に基づく調査について
お問合せ先
大臣官房新事業・食品産業部食品流通課
担当者:森山、井口、大里
代表:03-3502-8111(内線4152)
ダイヤルイン:03-3502-5744