環境省・新着情報

2024年06月07日

奈良線第2期複線化事業(JR藤森~宇治・新田~城陽・山城多賀~玉水間複線化)に係る環境保全措置等の報告書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、「奈良線第2期複線化事業(JR藤森~宇治・新田~城陽・山城多賀~玉水間複線化)に係る環境保全措置等の報告書」(西日本旅客鉄道株式会社)に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。
 
 環境大臣意見では、これまでの調査結果を踏まえて、措置の内容が十分なものとなるよう客観的かつ科学的に検討し、検討により必要と判断された措置を講ずるとともに、引き続き、線路及び車両の適切な維持管理を実施し、列車走行に伴う騒音及び振動に係る環境影響の低減に努めること等を求めている。

■ 背景

 環境影響評価法では、10km以上の鉄道の設置又は改良の工事を第一種事業とし、環境大臣は、事業者から送付された報告書※1について、国土交通大臣を経由して意見を述べることができる。本件は、この手続に沿って意見を提出するものである。
 今後、近畿運輸局長から事業者である西日本旅客鉄道株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

 ※1 報告書:事業の実施後に事後調査の結果や環境保全措置の内容、効果等を取りまとめ、報告・公表する文書。

■ 事業の概要

   ・ 事業者   西日本旅客鉄道株式会社
   ・ 事業位置  京都府京都市伏見区、宇治市、城陽市、綴喜郡井手町
   ・ 事業規模  JR奈良線 複線化延長 計14km
             (JR藤森~宇治間 9.9km、新田~城陽間 2.1km、山城多賀~玉水間 2.0km)

■ 環境大臣意見

 別紙のとおり。
 
 (参考)環境影響評価に係る手続
  【配慮書の手続】
    ・ 縦覧          平成25年11月 5日~平成25年 12月 5日(住民意見 4件※2
    ・ 京都府知事意見提出   平成26年 1月 7日
    ・ 環境大臣意見提出    平成25年12月 19日
    ・ 国土交通大臣意見提出  平成25年12月 24日
 
  【方法書の手続】
    ・ 縦覧          平成26年 3月  3日~平成26年 4月 2日(住民意見17件※2
    ・ 京都府知事意見提出   平成26年 7月  9日
 
  【準備書の手続】
    ・ 縦覧          平成27年 3月  2日~平成27年4月 1日(住民意見 8件※2
    ・ 京都府知事意見提出   平成27年 8月  7日
  
  【評価書の手続】
    ・ 国土交通大臣から送付  平成27年 11月  4日
    ・ 環境大臣意見提出    平成27年 12月 18日
    ・ 近畿運輸局長意見提出  平成28年  1月 28日
 
  【報告書の手続】
    ・ 国土交通大臣から送付  令和6年  4月 23日
    ・ 環境大臣意見提出    令和6年  6月  7日
 
    ※2 環境の保全の見地からの住民意見の件数

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
加藤 聖
室長補佐
鈴木 祐介
審査官
奈良尾 紀美子
審査官
永島 賢吾

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