復興庁・新着情報

土屋復興大臣記者会見録[令和6年6月18日]

令和6年6月18日(火)10:10~10:15 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 冒頭発言なし

 

2.質疑応答

(問)昨日ですが、双葉地方の町村会・議長会の代表の方々が大臣に要望にいらっしゃっていまして、内容としては施策及び財源の実施及び確保というところで理解はしているのですが、そこについて、大臣としてどのように応じられたかというところを教えてください。

(答)今おっしゃったように、第2期復興・創生期間終了以降の復興に必要な予算を長期的かつ十分に確保すること、復興を支える制度を継続すること、特定帰還居住区域の除染等の確実な実施に加え、インフラ整備等をきめ細かく支援することのほか、教育・人材の育成、それから医療提供体制の確保、帰還意向のある住民への支援の強化等についての要望がありました。

 私のほうからは、引き続き原子力災害被災地域の復興・再生に必要な予算確保等に責任を持って取り組むことをお伝えしました。それから、帰還意向のある住民の方々全員が一日も早く帰還できるよう、避難指示解除に向けた取組をしっかりと進めていくこともお伝えいたしました。その他の御要望についても、関係省庁等と連携し、必要な支援などにはしっかりと取り組んでいくこともお答えした次第でございます。

(問)関連して、重ねてもう1題お尋ねいたします。昨日の大臣への要望の冒頭で、F-REIについての言及がありまして、F-REIはまだ始まったばかりですけれども、一つ知名度の向上、認知をどう広げていくかという課題があると思います。その点についての施策及び大臣のお考えについてお聞かせください。

(答)F-REIについては、正に認知度の向上というのは非常に大きな課題であり、今、F-REIについては昨年4月、施設も研究者もそろっていない、正にゼロからのスタートとなったわけですけれども、山崎理事長のリーダーシップの下、精力的に事業に取り組んでいただいており、着実にその歩みを進めているものと高く評価しているところでございます。

 一方で、御指摘のとおり認知度の向上が課題であることも事実でありますが、昨年1年間に15市町村での座談会、16回ものトップセミナーを開催したほか、メールマガジンの発行やSNSの活用などにも取り組んでおられるものと承知しております。その中で、だいぶ福島県内においては、もう皆さん周知してきているとは思います。

 F-REIの核である研究開発において、成果を出すことが重要でありますが、現在、55事業もの委託研究がようやく開始されたばかりで、直営の研究ユニット体制の整備もこれから本格化する段階でありまして、このF-REIの認知度というのは、少し長い目で見守る必要があるのではないかと考えています。

 また、現物出資する形で、福島ロボットテストフィールドを来年4月、F-REIに統合することが合意されましたから、この辺でも、やはり幅広にこのF-REIの知名度も上がっていくのではないかと思っています。これからも、F-REIの知名度を上げるためには、政府としても関係府省庁一丸となって支援していきたいと思います。

 私自身は、埼玉県ですから、いろいろなところでF-REIのことを皆様にお知らせしようと思ってお聞きするのですが、F-REIを知っている人はほとんどいません。そういう状況ですけれども、そういう中で、やはりこういうものを福島県につくるのだということを、私も大臣という立場でできる限り地元にお知らせしていこうと思っております。

(以  上)

    発信元サイトへ