環境省・新着情報

2024年06月21日

「令和6年度 環境教育・ESD実践動画100選」の公募開始について

 令和6年6月21日(金)より、「令和6年度 環境教育・ESD実践動画100選」の公募を開始いたします。

1.本事業の趣旨

 今、私たちは気候変動や生物多様性の損失、汚染など、地球規模での深刻な「環境危機」に直面しています。これらの危機に対応し、環境保全を通じた現在および将来の国民一人一人の生活の質、幸福度、いわばウェルビーイングの向上を実現するためには、環境問題を始め現代社会における様々な問題を、自らの問題として主体的に捉え、身近なところから取り組むことが求められます。
 環境教育・ESD(持続可能な開発のための教育)は、こうした問題の解決に向け、人々の価値観や行動等の変容を目指す教育・学習の取組として、学校や教育施設を始め様々な場で実践されています。しかし、その多くは現場の個人の工夫や努力に頼っている面も多く、新たに取り組もうと考えた方々にとって、参考となる事例が身近になく、イメージが沸かないため、実践に踏み出しにくいといった声もあり、結果としてその内容や有効性が他の現場に広がりにくくなっています。
 そこで環境省は、令和5年度、全国各地で実施されている環境教育・ESDの実践事例から、新たに取り組もうとしている方がやってみようと思える事例の動画を、実践動画100選として集める試みを実施しました。その結果、御応募の中から81件を選定して公表することができました。この流れのさらなる広がり・深化を目指し、「令和6年度 環境教育・ESD実践動画100選」を公募します。これから環境教育・ESDに取り組もうと考えている現場の方々の負担を軽減するとともに、現在取り組んでいる方々の地域でのネットワークをより強固にし、その取組を応援していくことを目的として、本事業を進めていきます。

2.募集内容

 学校教育または社会教育において子ども(幼少期~高校生)を対象としたSDGsや環境教育、ESDの実践取組を3分程度の動画にまとめて御応募いただくものです。
詳細は、下記WEBサイトを御覧ください。
 http://eco.env.go.jp/jissendoga/

・応募区分

○学校教育部門:保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校など
○社会教育部門:動物園・水族館、博物館、公民館、自然学校、NPO/NGO、自治体、企業、地域コミュニティなど

◆審査のポイント

  審査は以下のポイントを踏まえ、本事業の趣旨に照らして、複数の審査員により総合的に審査いたします。
 すべてのポイントを満たしている必要はありませんが、授業や活動の概要を紹介することに加えて、それに参加した子どもたちの意識または行動がどのように変化したのか、あるいは周りの大人や地域等がどのように変化したのかについて、動画内で必ず紹介してください。
また、御応募いただいた授業や活動が審査のポイントをどのように満たしているかを授業や活動の独自性(オリジナリティ)も踏まえて、可能な範囲で申請フォーマットの「アピールポイント」に記載してください。

<教育の観点からのポイント>

・子どもたちの意欲・関心をひきつける工夫がされており、持続可能な社会を目指す取組であることが明確である。
・子どもたちが課題を主体的に捉え、探究活動を行うカリキュラムやプログラムが作られ、実践されている。
・子どもたちの意識変容または行動変容につながっている。

<社会・地域の観点からのポイント>

・学校・団体といった、組織として取り組んでいる。または、学校・団体内で完結せず、地域や外部団体との連携がとれている。

3.選定動画の周知・共有等

 選定された動画は、環境省のホームページ及び公式YouTubeチャンネルやイベント等で発信するほか、選定動画の作成者による事例発表や交流会等を行う予定です。

4.応募方法

(1)動画、申請フォーマット及び単元・指導案・取組のチラシ等の補足資料(任意)を、下記の環境教育・ESD実践動画100選事務局宛にメール(各種ストレージの併用も可)でお送りください。 

(2)公式サイト(詳細)
 http://eco.env.go.jp/jissendoga/
 
【本公募に関するお問合せ】
○環境教育・ESD実践動画100選事務局(公益社団法人日本環境教育フォーラム内)
 E-MAIL:ee.esd100@jeef.or.jp

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
東岡 礼治
室長補佐
中山有宇子
係長
丹野 雄太
担当
清水 美香

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