総務省・新着情報

会見発言記事
松本総務大臣閣議後記者会見の概要
令和6年6月28日

冒頭発言

  私の方から2点、お願いいたします。
 
労働力調査結果
 
  本日の閣議におきまして、労働力調査結果について報告いたしました。
  その内容につきましては、お手元にお配りしている資料のとおりでございます。
  詳細は、統計局にお問い合わせください。
 
総務省幹部人事
 
  もう1点は、総務省の幹部人事につきまして、本日の閣議で内閣の承認を受けたところでございます。7月5日(金)に発令の予定でございます。
  主なところを申し上げますと、総務事務次官につきましては、現職の内藤尚志次官が退任となりまして、後任に竹内芳明総務審議官を充てることといたしました。また、堀江宏之総務審議官、吉田博史総務審議官は退任となりまして、横田信孝内閣審議官、原邦彰消防庁長官及び今川拓郎総合通信基盤局長を総務審議官に充てることとしたところでございます。消防庁長官には池田達雄自治税務局長を充てることといたしました。
  また、局長・審議官クラスにつきましても、転出などに伴う一連の人事を行います。
  詳細は、官房秘書課にお問い合わせください。

質疑応答

総務省幹部人事

問:
  幹部人事について伺います。どういった観点で起用の判断をされたのか、期待や狙いを教えてください。
答:
  まず、内藤次官はじめ、現在の体制の皆さんには本当によくやっていただいておりまして、そのような意味では、特に代わっていただく理由はないのでありますが、組織として引き続き活力を維持していくためには、人事、交代をしていくことも必要になってくるという観点から、事務次官はじめ幹部の人事異動を行ったところでございます。
  政策課題は多々ありますので、それぞれの政策課題をにらみつつ、適材適所で人事をさせていてただいたと考えているところでございます。
  課題としましては、まずは能登半島地震をはじめとする災害対応、今日も実は中央防災会議が先ほどありましたが、有識者で来られる中でも、消防、放送、通信と、半分は総務省の担当かなと感じまして、災害対応は、改めて強い認識を持って、していかなければいけないと考えております。
もちろん地方の課題においては厳しい環境の中、行政能力の維持・向上、さらには地域の活力の確保であったり、また、放送や通信もデジタル技術が飛躍的に進む中で、ネットも含めて様々な対応が必要になってくるかと思いますし、また、新たな政策課題の調整をしなければいけないという意味では、EBPMなどデータの活用も大事になってくるかと思います。加えて、各分野それぞれ課題がありますが、各分野横断的な取組というのも大事になってくると思います。
  災害対応では、例えば消防が救命救助をするにあたっても、郵便局が持っている情報が大変有効であるということもありますし、もちろん地方の課題にDXをどう取り入れるかといったようなこともありますので、様々そのようなことも含めて、総務省の力が一体的に発揮できるようにという視点も持って、このような人事にさせていてただいたところでありますので、ぜひ新たな体制で様々な課題に対して、各分野連携して総務省のパワーを十分に発揮してまいりたいと考えております。

楽天モバイルのプラチナバンド

問:
  周波数帯のプラチナバンドについて伺います。総務省は昨年10月に、楽天モバイルに対してプラチナバンドを割り当てて、同社が昨日サービスの開始を発表しました。割当当時の会見では、事業者間競争によるサービスの向上や料金の低廉化への期待があったと思いますが、今回のサービス開始を受けたご所感、あるいは通信業界へ変化を促した狙いなどについて、改めてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。
答:
  おっしゃったように、昨日、楽天モバイルが、700MHz帯での商用サービスの開始を公表されたと承知しております。いわゆるプラチナバンドと呼ばれる周波数帯を活用することで、より広いカバーエリアで、つながりやすい携帯電話サービスの展開が可能となり、利用者の皆様の利便性向上につながるものと受け止めております。
  総務省としては、諸外国の例を見ましても、3者か4者の携帯電話事業者による競争が多いわけですが、4者あるところの方が適正な、公正な競争が行われ、比較的料金が低廉であるといった事例もございます。
  そのような意味で、楽天モバイルが4者目の携帯電話事業者として、立ち上げてから大変ご尽力いただいているところかと思いますが、使命感をもってお取組みいただいているのではないかと考えられるところ、より良い携帯電話サービスを提供することは、一層の競争促進に資するものであると考えております。
  総務省としても、競争促進をするという観点から、事業者間の乗り換えの円滑化、通信料金と端末代金の分離による分かりやすい料金プランの実現等にも取り組んできたところでございます。今、携帯電話通信は、人々の生活における比重が大変高まってきておりますし、その負担というのも決して小さくないところもあるので、ぜひ、適正・公正な競争を進めることによって、利用者の皆様にも資するところがあることが期待されるかと思います。
  総務省としては、楽天モバイルを含む携帯電話事業者各社におかれては、割り当てられた周波数を最大限活用していただいて、利用者の皆様にとって、より良質で納得感のある料金でサービスが提供されることを期待しているところでございます。

問:
 終わります。ありがとうございました。

答:
  ありがとうございます。

大臣の動画はこちら(YouTube)

発信元サイトへ