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財政制度等審議会財政投融資分科会
議事要旨

1.日時
  令和6年6月17日(月) 14:25~16:40

2.場所
  財務省第3特別会議室(本庁舎4階)/ オンライン

3.出席者(敬称略)
  [委員]
  翁百合、土居丈朗、野村浩子、丸田健太郎、家森信善
  [臨時委員]
  有吉尚哉、岡田章裕、小枝淳子、冨田俊基、山内利夫
   
  [財務省]
  奥理財局長ほか

4.議題
 ○官民ファンドのフォローアップ
 ○論点整理(案)※
 ○下水道事業者の資金繰りの研究
  財投施策を通じた地方公共団体等との連携について

 (※・・検討途上のため、資料及び意見は非公表)

5.議事経過

(1)議題について、事務局より説明が行われた。

(2)委員からの主な意見は以下のとおり。
○官民ファンドのフォローアップ

  • 昨今、国際情勢は流動的であり、カントリーリスクについてはこれまで以上に配慮が必要。特に、ポートフォリオを分散させるといったリスクマネジメントが重要。また、カントリーリスクについては官民ファンドごとに分析するだけでなく、省庁・機関横断的に連携し、投資案件に関連するカントリーリスクの分析や情報共有などを行ってほしい。
  • 官民ファンドはその性質上、収益性だけでなく政策性も必要。こうした中で、海外需要開拓支援機構(CJ)は、過去の投資案件が「負のレガシー」となっており、かじ取りが難しいと理解。投資計画上、今後、投資額を増額することになっているが、CJとしてどういった強みを活かし、政策的意義を果たしていくかが重要である。
  • 農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)の最終的な累積損益の目標が未達となる可能性がある点については由々しき事態であり、2025年度という解散期限までに累積損益の目標を達成できるよう不退転の覚悟で取り組んでほしい。
  • 農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)について、EXITのタイミングは難しいが、売り急いだり、売れ残って損を膨らませないよう、ベストな条件でのEXITを達成していくことが非常に重要ではないか。
  • 農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)の計画額の達成はかなり厳しいと思われるが、投資案件を一つ一つみると、規模は小さいものの担当者の汗が感じられる。これらの取組みから定性的に成果として導き出せるものを抽出し、次につながるよう整理してほしい。

 ○下水道事業者の資金繰りの研究
  財投施策を通じた地方公共団体等との連携について

  • 下水道事業に関連して資金繰りに着目し、新たに「将来への備え」を数値化したことは有益である。将来的には、これを今後の地方債の貸付業務に生かすべく、取り組んでいくことが重要ではないか。

 

(注)本議事要旨は、今後字句等の修正があり得ることを念のため申し添えます。

 

問い合わせ先

財務省理財局財政投融資総括課調査係

電話 代表03(3581)4111  内線2578

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