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土屋復興大臣記者会見録[令和6年7月5日]

令和6年7月5日(金)14:00~14:06 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 本日、事務次官が角田前次官から宇野新次官に交代いたしました。角田前次官には、昨年7月4日の次官就任から1年にわたり、被災地の復旧・復興に尽力いただき、感謝しております。

 宇野新次官となり事務方は新たな体制となりますが、引き続き私のリーダーシップの下、現場主義を徹底し、被災者に寄り添いながら被災地の復興を実現するため、復興庁として全力で取り組んでまいります。

 以上です。

 

2.質疑応答

(問)昨日の福島県の視察についてお尋ねいたします。

 昨日の視察場所にちなんで、現地のほうでも第2期復興・創生期間以降の営農再開についての質問が出まして、それについてきめ細かく対応というような御返答をされたのは承知をしているところですけれども、視察を受けて特に営農再開にちなんだところを回られた所感でありますとか特に、どの部分やどの分野について力を入れていかないといけないと感じられたのか、そういったところについてお話しください。

(答)昨日は酪農と畑作でさつまいもの生産現場を訪問しまして、復興事業を活用した生産の効率化や高付加価値化の先進的な取組に加えて、農産物を加工し、商品化された品物の販売状況を視察したところでございます。復興事業の支援のお金が入っていますので、そういう意味では私も現場を見せていただいて、確実に復興の未来が見えたような気がいたしました。

 もちろん一人一人の農家の方たちが、これから営農を再開するに当たっても、個人でできることには限界がある部分もあると思います。これは福島に限らないと思いますけれども、そういう中で例えば今回見せていただいたさつまいも作り、福島しろはとファームのように超近代的なさつまいも作り、苗づくりから始まって総合的に、最後は第6次産業まで行くという、この流れができているということは、これから参入する方が自分の新たな目標をつくれるのではないかなと思い少し夢を感じた次第でございます。

 そういう意味では、今まで米しか作ってなかった方がさつまいもにも挑戦しようかなという思いになるということは、この地域の未来の力が醸成されてくるのかなと思いました。

 それから、同じことが言えるのですけど、乳牛を飼っている牧場ですが、まだ計画の100%までには牛はいないのですが、始めてから1年間ということでは非常に充実した牧場だなあと感じました。牛がストレスを感じないような状況の中で生産していることで、動物にとってもすごいいい環境でいいなあという感じがいたしました。

 それから、スウェーデンの搾乳機を使っているなど本当に先進的でございまして、現場で搾乳の状況も見せてもらって、牛が利口だなというのも、私、勉強になりました。3歳ぐらいの知恵があるということですが、自分で入っていって自分で出ていくというような状況を見せていただきました。

 そういう中で、行く前から私、感じていたんですけども、加工し商品化するということが大事だと思いまして、牛乳をもっともっと消費するということも重要ですけれども、バターが足りなくなったり、チーズが今、ヨーロッパから輸入するのも物すごい高くなっておりまして、北海道でもチーズを相当頑張って作っている農家が増えております。そういう意味でも、福島も可能性があるなと非常に肌で感じました。

 余談になりますけど、実験的に作っているチーズを頂いて帰ってまいりましたが、昨夜、私、フランスパンに、そのチーズを載せて焼いて食べたらめちゃくちゃおいしくて、これは早く商品化してもらえればなという思いに至った次第でございます。

 いろいろしゃべっておりますが、そういう感想を持って帰ってまいりました。期待しております。

(問)ありがとうございます。

(答)どうもありがとうございました。

(以  上)

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