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2024年7月11日

経済産業省は、外務省及びアラブ連盟との共催で、2024年7月10日(水曜日)から7月11日(木曜日)にかけ、第5回日本・アラブ経済フォーラムを開催しました。10日に開催された官民経済カンファレンスには、齋藤経済産業大臣が出席し、開会挨拶を行いました。また、11日に開催された閣僚会合には、日本側から、齋藤経済産業大臣、上月経済産業副大臣、上川外務大臣及び辻外務副大臣が出席し、アラブ側参加者との間で、日本とアラブ諸国の経済関係強化に向けて議論を行いました。併せて、各国閣僚等と、齋藤経済産業大臣及び上月経済産業副大臣が会談を行い、二国間経済協力について意見交換を行いました。

1.官民経済カンファレンス(7月10日)

冒頭開会挨拶の中で、齋藤経済産業大臣は、日本とアラブ諸国が脱炭素化、エネルギー、水、食糧、貧困等の地球規模の課題に対処していくことの重要性を述べました。続く3つの討論セッションでは、経済関係の多様化・イノベーション協力による相互投資の拡大、グリーン製品・廃棄物管理など気候変動への対応、通信技術・AI等の新技術やサプライチェーン強靱化等、幅広い分野について官民による議論が行われ、日・アラブ間の経済連携拡大に向けた多くの示唆を得ました。

  • 写真(挨拶)
  • 写真(お出迎え)
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2.閣僚会合(7月11日)

閣僚会合において齋藤経済産業大臣は、日本とアラブ諸国は重要なパートナーであることを強調しつつ、貿易、投資、エネルギー等幅広いでの協力深化に向けた期待を述べました。また、上月経済産業副大臣は、日本・アラブ間の強靱な経済発展をテーマとしたセッションに登壇し、エネルギーとデジタル分野への質の高いインフラ投資、石油とガス、デジタル産業における協力の可能性・政策努力について、我が国の取組や方向性を述べました。
閣僚会合終了後、共同プレスリリースが発出され、今後の協力の方向性及び2026年に、いずれかのアラブ諸国において第6回会合を開催することが合意されました。

3.スーダン共和国 ジブリール財務・経済計画大臣と齋藤経済産業大臣との会談(7月10日)

齋藤経済産業大臣は、スーダンの治安の回復と安定化を求めつつ、両国の経済関係の強化について議論しました。そして両大臣は、次回日アフリカ官民経済フォーラムの開催に向けて協力していくことを確認するとともに、来年の大阪・関西万博の成功に向けて協力していくことにも合意しました。

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4.クウェート国 ブーシャハリー電力・水・再生可能エネルギー大臣兼住宅問題担当国務大臣と齋藤経済産業大臣との会談(7月10日)

両国が歴史的困難に直面した際に助け合ってきたことに触れつつ、世界の原油市場の安定化に向けクウェートが果たす役割への期待と、再生可能エネルギー拡大に向けた両国の連携について議論しました。

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5.サウジアラビア共和国 アル=イスカンダリーニ経済企画省副大臣と上月経済産業副大臣との会談(7月11日)

日・サウジ・ビジョン2030に基づく二国間協力を進めることや大阪・関西万博の成功に向けて協力していくことについて意見交換しました。

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関連資料

担当

  • 1、2、4、5について

    通商政策局 中東アフリカ課長 渡邉
    担当者: 家城、茅原 、湯口、川村
    電話:03-3501-1511(内線 3008~3010)
    メール:bzl-s-tsusei-chutoafrica★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

  • 3について

    通商政策局 中東アフリカ課アフリカ室長 名倉
    担当者:橋本・楢原
    電話:03-3501-1511(内線 3024)
    メール: bzl-s-tsusei-africa★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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