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 令和6年7月17日、岸田総理は迎賓館赤坂離宮で第10回太平洋・島サミット(PALM10) 総理夫妻主催晩餐(ばんさん)会を開催しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「太平洋島嶼(とうしょ)国・地域の首脳の御夫妻、そして御列席の皆様方、第10回太平洋・島サミット(PALM10)首脳会合を明日に控え、6年ぶりに対面で、皆様と一堂に会することができました。大変うれしく思っております。
 1997年の太平洋・島サミット(PALM)創設から27年間、日本は常に、全ての太平洋島嶼国と手を携え、強じんで安定した地域の実現のために取り組んできました。
 気候変動など、喫緊の課題は待ったなしとなっています。このように、地域を取り巻く環境が複雑化する中で開催される記念すべき10回目のPALMの機会に、日本と太平洋島嶼国・地域との関係を更なる高みに上げ、未来に向け共に歩む決意を新たにしたいと思っています。
 実は、PALM10の期間中、皆様方の移動の一部で御乗車いただいている車、これは、1955年から続くトヨタのクラウンシリーズの中で、初めて水素燃料電池を搭載したモデルです。日本は、このような再生可能エネルギーの活用を通じて、我々全員にとって喫緊の課題である気候変動問題によりよく対応するべく、引き続き貢献してまいります。
 また、本年1月の石川県能登半島を震源とする地震に際し、皆様方から温かいお言葉、そして御支援を賜りました。改めて感謝申し上げます。
 今宵(こよい)の料理は、能登牛、野菜、調味料に至るまで、石川県の旬の食材をふんだんに使っており、復興の力強い歩み・槌音(つちおと)を食を通じて感じていただければと思っております。
 それでは、PALM10の成功を祈念して、皆様と共に杯を上げたいと存じます。それでは、乾杯!Cheers!」

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