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 令和6年7月22日、岸田総理は、総理大臣官邸で日本スタートアップ大賞2024表彰式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「皆さんこんにちは。内閣総理大臣の岸田文雄です。
 本日、日本スタートアップ大賞2024表彰式の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 第8回日本スタートアップ大賞に輝いたのは、株式会社SmartHRです。誠におめでとうございます。そして、各賞に選出された皆様方にも、この度の御受賞、心からお慶(よろこ)びを申し上げます。
 大賞に輝いたSmartHRは、労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会を作る、これをミッションに掲げていると承っています。働くという普遍的だからこそ難しいテーマに果敢にチャレンジし、『HRテック』という新しい分野を切りひらいてこられた皆さんに、改めて敬意を表し申し上げたいと思います。
 今日お集まりの皆さんを始め、スタートアップは、社会課題の解決を成長のエンジンとする、新しい資本主義を体現する存在だと思っています。私は政権発足以来、2022年に策定した『スタートアップ育成5か年計画』に基づき、政策を総動員して、スタートアップの成長に向けた環境整備を進めてきました。そして、成果は着実に生まれつつあります。日本の大学発スタートアップの数が過去最多を更新し続け、海外の投資家等からも熱い視線を集めるなど、日本のスタートアップの裾野、急速に拡大しています。
 さらに、スタートアップは日本経済にも力強く貢献をしてくれています。最新の調査で、スタートアップによるGDP(国内総生産)創出額は10兆円との試算が示されました。これは通信放送業の名目GDPに相当する数値であり、間接波及効果まで含めると、その規模は20兆円に及ぶということだそうです。
 このようにスタートアップは日本経済をけん引する原動力です。そして、本日お集まりの皆様はその先頭に立ち、今後起業を志す方のロールモデルとなる存在です。実際、これまでの受賞社から、最近大型上場をされた企業や、海外の表彰制度で高い評価を得た、こうした企業もたくさんいらっしゃいます。
 皆様の旅は今日がゴールではなく今後も続きます。足元の変化の兆しがうねりとなって、大きく花開くことを期待していますし、政権を挙げて、今後とも強力に支援してまいりたいと思っています。結びとなりますが、お集まりの皆さん、そして、日本のスタートアップの今後ますますの活躍と発展を祈念し、私の挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。」

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