農林水産省・新着情報

坂本農林水産大臣記者会見概要

日時 令和6年7月23日(火曜日)10時35分~10時40分 於: 本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)福島県出張について
  • 猛暑が本格化する中での農産物・畜産物生産への対策について
  • 反捕鯨団体シー・シェパードの活動家の身柄拘束について

冒頭発言

大臣

  本日、私から1点、報告がございます。明日24日から25日にかけて、福島県に出張し、東日本大震災の被災地を視察し、皆様との意見交換を行います。
  また、25日には、第29回原子力災害からの福島復興再生協議会に出席し、福島県の内堀知事をはじめとする地元の関係者と復興・再生への取組について意見交換を行います。詳細は、この後プレスリリースします。本日、私からは、以上です。

質疑応答

記者

  猛暑の影響について、昨日、九州で梅雨明けし、今後厳しい暑さが続くと思われますが、農作物や生乳をはじめとする畜産物への影響と、対応について聞かせてください。

大臣

  先週、気象庁が発表した1か月予報では、気温が全国的に平年より高く、特に7月の後半はかなり高くなるとの見通しが示されており、農作業時の熱中症対策とともに、農畜産物の生育への影響・被害を回避・軽減するための高温対策が重要となります。
  現時点において、米では生育が例年に比べ早まっているほか、果樹ではさくらんぼなどの収量が大きく減少するなどの影響が見られるところであり、また、畜産においては、高温下での適応性が低いため、例年夏場に一定数の被害が生じています。
  農水省としては、一つ目は、水稲では施肥管理や水管理の徹底や刈り遅れ防止の徹底、二つ目は、野菜ではマルチによる地温抑制対策、三つ目は、果樹では遮光資材の設置、四つ目は、畜産では日よけの設置等による家畜の体感温度を下げる飼養管理等、高温に伴う農畜産物等の被害防止に向けた技術指導が産地で徹底されるよう、本年4月に都道府県等に通知を発するなど周知を行っているところです。
  加えて、昨年夏の記録的な高温による影響と、効果のあった温暖化適応策の状況をとりまとめたレポートを本年4月に公表しており、これらも参考に現場での対応を引き続き促してまいります。


記者

  捕鯨関係について、昨日、反捕鯨団体シー・シェパードの創設者であるポール・ワトソン氏が、グリーンランドで身柄を拘束されたという報道がありますが、事実関係と農水省で把握していることや、見解と今後の対応を教えてください。

大臣

  現地時間21日、グリーンランド警察が、グリーンランドに船舶で入国したポール・ワトソンの身柄を拘束した旨発表したと承知しています。
  ポール・ワトソンについては、平成22年2月に発生した反捕鯨団体シー・シェパードの活動家による我が国の調査捕鯨船に対する妨害事件の共犯として国際手配されています。今後の対応については、捜査を行っている海上保安庁に協力してまいります。

報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上

 

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