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(「BLG町田」と「子どもセンターまあち」を視察した狙いと感想について、また今後の政策にどのように反映するか)

 本日は町田市において、午前は社会参加型デイサービスの取組を行う「BLG町田」、そして午後に、子供たちの居場所である「子どもセンターまあち」を視察させていただきました。あわせて意見交換もさせていただきました。
 午前中の視察現場では、昨年末の「認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議」の取りまとめの中にも盛り込まれた、「認知症と共に希望を持って生きる」という新しい認知症観が実践されている姿を見させていただきました。この新しい認知症観の定着には、認知症になっても働き続けたい、地域に貢献したいという希望を叶える取組を全国にしっかりと広げていくことが不可欠であると感じました。具体的には、このBLGのような社会参加型の取組について、これまではデイサービスでの実施に限られていましたが、こうした通所系にとどまらず、グループホームなど、居住系・施設系のサービスでも実施できることを明確化していきたいと思います。こうした方針について、認知症基本法に基づく国の計画にも盛り込み、自治体の計画作りにいかすことで、幅広い取組を全国に促してまいりたいと考えています。
 そして午後の視察ですが、この「子どもセンターまあち」では、子供・若者の意見に真摯に耳を傾け、政策に反映させていくことの重要性を改めて感じました。町田市では、市が行っている様々なプロジェクトについて、子供・若者の意見を取り入れていることに加えて、その評価にも子供・若者が参画している点は、大変感心させていただきました。政府においては、「こども若者★いけんぷらす」などを活用して、子供・若者の意見を反映した取組を進めているところですが、町田市の取組も参考にさせていただき、まずは政府のこども政策について、その検証・評価にも子供・若者に参画してもらいたい、このようなことを考えています。
 こうした新たな取組の構築に向け、具体的な方策を検討するよう、先ほど工藤副大臣を通じて加藤大臣に指示を出したところです。さらに、「こどもまんなか社会」を実現するためには、かねてから申し上げていますように、社会全体で子供・子育て世帯を応援する機運を高めていく取組が重要であるということ、改めて今日も強く感じました。
 政府としては、この経済団体等と連携をし、専門家の意見も聴きながら、社会全体の機運醸成に向けた具体的な実行計画、この策定に取りかかります。その際にも、子供・若者に参画していただき、その意見を反映させるよう努力していきたいと考えています。以上です。

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