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土屋復興大臣記者会見録[令和6年7月26日]

令和6年7月26日(金)10:45~10:56 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 1点目、本日、要望活動のため、岩手県の達増知事、岩手三陸連携会議議長の渕上大船渡市長及び岩手県漁業協同組合連合会の山崎会長が来訪され、意見交換を行います。また、7月30日に双葉町の伊澤町長及び大熊町の吉田町長が来訪され、意見交換を行います。

 2点目、明後日、28日から29日にかけて、岩手県北部の沿岸地域を訪問する予定です。28日は開業40周年を迎えた三陸鉄道を訪問し、久慈市を出発し、野田村、普代村を通り田野畑村に至るルートにて震災学習列車に乗車します。また、田野畑村にて洋菓子店「パティスリーフィエルテ」と震災遺構「明戸海岸防潮堤」を訪問します。29日は洋野町にて北三陸ファクトリーを、岩泉町にてフロンティアいわいずみを訪問いたします。

 3点目、7月30日、合同庁舎4号館1階において、「ふくしま復興フェア」を開催いたします。このイベントは、風評払拭に向けた取組として、福島県産品の展示販売を行うものです。私も、公務の間に参加したいと考えております。

 いずれも詳細については事務方にお問合せください。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)先週のことなんですけれども、この事業の総括をするワーキンググループが地震・津波災害地域については検証結果というのを示しましたけれども、その点についてのまず受け止めと、あと心のケアとか子供の支援といった長期にこれからの対応が必要とされるものについては一般財源による事業化を検討するというような話も出ていました。その辺についてどのように進めていくかお考えがあれば、教えてください。

(答)ワーキンググループによって本年4月から議論が開始されましたけれども、先般、地震・津波被災地域等に係る復興施策の総括案が公表されたものと承知しております。

 ワーキンググループでは現地視察を行うなど、現地の声を聞きつつ地震・津波被災地域における復興施策の総括のため、復興の分野ごとにこれまでの取組と、その成果について確認をいただいたところでございます。

 公表された総括案は、視察先で伺った現地の方々の声と有識者の方々の知見を併せて多角的な視点から議論いただいた結果と受け止めております。

 心のケアについては今後も長くかかるとは思いますので、復興庁といたしましても今の時点で中身によりまして続けるか続けないかをきちっと精査していきたいと思います。

(問)今の質問の関連だったんですけれども、地震・津波被災地域、この第2期の復興・創生期間の中で復興事業の役割を全うするというところは大前提だとは思うんですけれども、それ以降、今の心のケアもそうですけれども、被災者、地元の声としては、その後も長く続くであろう課題についてどのように取り組むかというところの復興庁の姿勢というところは多分気にしていると思うんですけれども、今のところに重ねてなんですけれども、どのように取り組んでいくかというところについては何か大臣としての受け止めというか思いがあれば、お聞かせいただきたいです。

(答)これだけ13年の間に共に寄り添いながら復興に向けて頑張ってきた。これは地元の人たちの思いとか声とかというのを非常に大事にしてきたつもりでありますし、これからも地元の声というのは大切にしていきたいなと思います。

 その中で、予算とかいろんな意味で限界はあるとは思いますので、例えばどういうものが残るか分からないんですけど、それで復興予算の中で外れた場合は、各省庁、いろいろな予算を持っていますので、それに上手につないでいくというような作業というのは非常に大事なことだと考えております。

(問)ありがとうございます。

 その中で、一般事業に移っていくという中ではあると思うんですけれども、その辺の理解だったり安心感といいますか、そんなところをどのように醸成していくか、説明の仕方とか何か今後の取組、考えがあったら教えてください。

(答)復興庁の局では、地元に入って皆さんとお話をしながら局の職員も頑張ってきましたんで、そこら辺は拾ったものを他省庁と連携しながら、しっかりとつないでいきたいと思います。

 ですから、丁寧に丁寧にやっていくこと。予算が期間を越えてなくなる時期というのが一番大事な時期なんだろうと思いますので、その辺はしっかりと考えながらやっていかなきゃいけないと思っております。

(問)ありがとうございます。

 話題は変わって、1つ、岩手県を訪問されるということで、これまで比較的被害が大きかった沿岸南部のほうを中心に視察されていたと思うんですけど、今回、沿岸北部ということで、地元の課題というのもまた一つ違うのかなとは思うんですけれども、今回の狙いと、どのような活動になるかというところを一言いただければと思います。

(答)私も就任以来、できる限り一生懸命、地域各地を回らせていただきましたけれども、岩手県になかなか、今回の地域とか、気持ちはいっぱいあったんですけど行けなかったので、何としても行きたいという思いで訪問いたします。

 ですから、時間的に地元の方としゃべる時間はどれだけあるか分かりませんけれども、できるだけいろんなお話を聞きたいし、今までの復興庁の事業についても皆さんの意見もあるだろうと思いますので、そこら辺も聞きたいと思っています。

 それから、今回、三陸鉄道に乗車しますけれども、この三陸鉄道というのは、この地域にとっては大変大切なものだと理解しております。その中で、列車の中で勉強ができる震災の伝承、語り部の方々との、これはすごくいいアイデアかなと思っていますので、私も体験をしたいと思っています。

(問)ありがとうございます。

(問)福島県が大熊町と、あと双葉町からの被害者の仮設住宅の無償提供を24年度末で終了するということを決めましたけれども、このことについて受け止めを一言いただければと思います。

(答)仮設住宅の役割がほとんど終わった中で、一区切りということだと思っております。一区切りの時期が来たのだと思っております。

(問)それだけ避難指示解除とか、そういった対応、そういったことが進んできていることの現れといいますか、そういったことが。

(答)私はそういう理解でおります。

 どうもありがとうございました。

(以  上)

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