総務省・新着情報

会見発言記事
松本総務大臣閣議後記者会見の概要
令和6年8月8日

冒頭発言

  私から今日は特にございません。

質疑応答

政治資金パーティー(1)

問:
  政務に関してでありますが伺わせてください。地元での政治資金パーティーの開催について先に文春オンラインが報道しました。そこで、この政金資金パーティーの事実関係と、いわゆる大臣規範による大規模な政治資金パーティーの自粛との整合性についてご見解をお願いします。

答:
  政治資金パーティーの開催を含めまして政治活動につきましては、議員として政治資金規正法など関連法令を遵守することは心掛けて参りました。当然のことではありますが、大臣在任中は規範も従うべきものとして活動を行っているところでございまして、大臣規範において政治資金の調達を目的とするパーティーで国民の疑惑を招かないような大規模な開催は自粛すると定めていることはよく承知致しております。
  なお、個々の報道についてのコメントは差し控えますが、政治資金パーティーの開催も含めまして、法令に則って報告はしっかりとさせていただいておりますし、これからもそのようにいたしたいと思います。
  政治資金につきましては、もちろん政治に過度にお金をかけてはいけないことはもちろんでありますが、政治活動をしっかり展開しようと思えば一定程度の費用がかかることにはご理解いただきたく、党派にかかわらず一定程度の活動をされておられる方は政治資金の確保もされているのではないかと理解しているところでございます。
  昨今、政治にお金をかけてはいけないのではないかというお声も沢山あることで、私自身も事務所の体制を見直して、人員も減らさせていただいて経費の節減に努めているところでございますが、私自身も特別な資産家でもないので、いわゆる自腹の持ち出しには限度があるので法令に基づいて活動はしてまいりたいと思います。
  そういう中で透明性が大切なことはもちろんでありまして、収入につきましても公開基準に基づいて公開させていただきますが、収入につきましては支援される、寄附等をされる国民の皆様の政治活動の自由、個人情報の観点から公開基準には一定の基準が設けられてきたものと理解しておりますが、先の国会でもまた議論が行われて公開の基準が改められましたので、その趣旨も踏まえて活動を行いたいと思います。
  なお、支出につきましては皆さんご存じの通り、国会議員関係政治団体は1円以上の領収書はすべて提出し、求めに応じて公開される仕組みとなっておりまして、しっかりと透明性を確保して国民の皆様にご理解いただくようにしてまいりたいと思っております。

靖国神社参拝

問:
  2問お伺いします。別々の質問なので1問ずつお伺いします。まもなく8月15日の終戦の日がまいりますが15日あるいはその前後で靖国神社に参拝するご予定はございますでしょうか。
答:
  参拝は宗教行為そのものかと理解しておりますので、個人の予定についてはコメントを差し控えたいと思います。

政治資金パーティー(2)

問:
  もう1問、政治資金パーティーのことでお伺いします。文春オンラインは、8月3日に地元の姫路市でパーティーを開催したと報じております。3日に開催したかどうかという事実関係についてお答えいただけますでしょうか。

答:
  政治資金パーティーの開催につきましては、先程も申しましたように法令に基づいてしっかりと報告いたしたいと考えております。

問:
  この場ではその事実関係についてはご説明されないということでしょうか。

答:
  政治資金パーティーにつきましては、開催日から収入・支出等も含めて法令に基づいて報告することになっておりますので、しっかりと法令に基づいて報告させていただきます。

問:
  鈴木財務大臣が8月3日に盛岡市内で政治資金パーティーを開いておりまして、これについては鈴木大臣の事務所が開催の事実について、参加人数等々の詳細を取材に対して説明して認めているのですが、松本大臣はそういった説明は今の段階ではされない。その理由は何故でしょうか、教えてください。

答:
  政治資金に関しては、申しましたように法令に基づいた報告が求められると理解しておりまして、しっかり法令に基づいて報告したいと考えておりますのでそのように申し上げております。

問:
  法令はもちろんだと思いますが、既に一部報道が出ている状況でその報道が事実かどうかについてきちんと説明する必要性というのは、政治家として説明責任が生じている状況ではないかと思うのですが、説明責任を果たすかどうかという観点で、説明するかどうかについてどのようにお考えでしょうか。

答:
  個々の報道についてコメントは差し控えさせていただきますが、今申しましたように法令に基づいてしっかりご報告することで説明責任を果たしていきたいと考えております。

問:
  今説明しないことの理由というのは何なのでしょうか。

答:
  政治資金パーティーの開催を含め、政治資金に関わる政治活動につきましては、政治資金規正法の法令に基づいて報告いたしてまいりましたしこれからもそのようにさせていただきます。

問:
  今の政治資金パーティーに関連してお尋ねするのですが、ちょっと変に聞こえるかもしれませんが、そもそもどうして開かれたのかというところについて伺いたい。例えば、確かに政治活動に関しては、お金が必要だと、それはおっしゃる通りだと思うのですが、一連の裏金事件を受けて今なおその国民の視点というのは厳しいものがあると思いますし、大臣規範がわざわざ設けられているのは、閣僚には一段とその慎重さを求められているということが背景にあるのだろうと思います。今質問にもありましたが、法令に基づくというのはおっしゃる通りかと思うのですが、もう一段何か具体的に今説明できない理由というのはなんでしょうか。例えば、厚生労働大臣は、先の会見で背に腹は代えられないとか、事務所が破産状態になりそうだったといった趣旨のことを開いた理由としてご説明しているのですが、大臣としては何故開かれたのか伺います。

答:
  私としてはしっかり法令に基づいて報告することで説明責任を果たしたいと考えておりますが、先程全体的な考え方として申し上げましたことは、特に私自身につきましては自らが特別な資産家であるわけでもありませんので、政治活動を展開するには一定の経費も抱えますので必要な経費を確保するために法令に基づき、また、大臣在職中は大臣規範に従って政治資金パーティーを開催も含めて活動を行うことで、必要な政治資金の確保は行うこととして考えてきたところでございまして、そのように活動をいたしているところでございます。

問:
  今なお厳しい視線が特に政治資金パーティーには注がれていますが、これについて国民の理解を得られるかどうか大臣の考えを聞かせください。

答:
  総務大臣として特に申し上げるべき立場にはございませんが、一人の議員、政治家として申し上げれば、今も政治活動に一定の経費がかかることには理解できるとおっしゃっていただきまして、大変ありがたく思っておりますが、その経費がどこから来るのかといったときに、もちろん私どもも自らの資金なども投入するわけでありますがそれにも限度がありますので、政治資金パーティー開催等を含めて政治資金を確保させていただくことで政治活動を行ってまいりましたし、そのように進めているとご理解いただきたいと思います。

問:
  関連して1点だけ。岸田文雄首相は、首相在任中に自身のパーティーは実施しないと表明されています。同じ岸田内閣の閣僚の一員としてパーティーを開かれている方針を今示されたわけですが、閣内の不一致のようなことについてはお考えになったりはしないでしょうか。

答:
  先程も申しましたように、それぞれの体制、議員によって環境も異なっておりますし、また、活動につきましても先程ご理解いただいた必要な政治資金の確保の方法についても各政治家、団体、組織等によって様々なやり方がある中で、どのやり方を行うかということで、岸田総理が政治資金パーティーを在任中は開催しないとおっしゃったことはよく承知しておりますが、方法はそれぞれの判断かと思っておりまして、閣内で不一致があるとは理解しておりません。

問:
  一言だけですが、政治資金が必要だということは申し上げましたが、個々によって、議員によってもちろん変わってきますし、収入と支出のあり方によっても様々見方というのが変わると思います。必要だと申し上げましたが、大臣が今おっしゃっていることについて、納得したという感じを抱いてないということだけ、一つお伝えしておきたいと思います。それだけです。

問:
  これで終わりにします。ありがとうございました。

答:
  はい。

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