厚労省・新着情報

(令和6年8月15日(木)10:25~10:32 省内会見室)

広報室

会見の詳細

閣議等について

大臣:
本日8月15日は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。政府は日本武道館において天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、遺族代表及び各界代表の参列の下に、先の大戦における300万余の戦没者の皆様方に対しまして全国民が深く追悼の誠を捧げるとともに、恒久平和の確立へ誓いを新たにする趣旨で全国戦没者追悼式を挙行いたします。正午には国民お一人お一人が、その家庭、職場等、それぞれの場所におきまして、この式典に合わせて戦没者をしのび、心から黙とうを捧げられるよう切望いたします。 
今般、コンゴ民主共和国等でのエムポックスの感染拡大を受け、8月14日に世界保健機関、WHOが国際保健規則の緊急委員会を開催し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したとの報告を受けました。これを受け、関係省庁間での情報共有や国内での検査体制等の確認を行い、政府としての対応に万全を期してまいりたいと思います。またコンゴ民主共和国政府からは、日本で製造されているワクチン及び接種針の供与の要請を受けており、同国政府や世界保健機関等のパートナーとともに供与に向けて準備を進めているところです。同国におけるエムポックスの流行を抑えることは、我が国はもとより、世界各国において感染を拡大させないことにも寄与することから、厚生労働省としても可能な限りの協力を行っていきたいと考えおります。私からは以上です。 

質疑

記者:
小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントをめぐる問題について伺います。会社が厚労省へ報告していた死亡に関する相談について新たに11件の漏れがあることがわかりました。この件についての受け止めと厚労省がどの時点で漏れを把握したかの経緯についてまず教えてください。さらに、死亡との因果関係の調査に関して今月中旬ごろまでに大部分を終わらせる考えを示されていましたが、今回の漏れによる影響はありますでしょうか。現在の進捗状況についてもあわせて教えてください。 
大臣:
まず報告漏れについてですが、一昨日、小林製薬が、6月28日時点で厚生労働省に報告すべきであった同社の紅麹関連製品との因果関係が疑われる死亡事例数について11件報告漏れがあったことを公表したと承知しています。厚生労働省としては、8月9日(金)の夜に小林製薬より、厚生労働省への報告が漏れていた事例が確認された旨の一報を受けました。その後13日(火)午前中に、同社が精査した結果の報告を受けています。今般、報告漏れが起きた要因は遺族から連絡を受けた際の事務処理誤りだと聞いていますが、必要な報告がなされなかったことは遺憾であったと思います。小林製薬は、引き続き報告漏れがないかどうか調査を進めるとしており、これに対ししっかりと対応していきたいと思います。そして死亡との因果関係の調査ですが、小林製薬へ申出のあった死亡事案については大阪市や関係自治体も並行して医療機関への聞き取り調査等を実施しており、現在、調査対象の97例のうち79例、約81%にあたりますが、これは調査が終了しているという状況です。これまでも大阪市等の自治体にご協力いただいており、残りの18例についても自治体に調査を急がせたいと考えています。 
記者:
岸田首相が総裁選の不出馬を表明されました。大臣の受け止めと、岸田政権の実績の評価をお願いします。 
大臣:
岸田内閣、実際に仕事は大変確実に実行してきて、私、政治家個人としてはその外交安全保障を含め経済政策、そしてまた社会保障の厚生労働省が所管する分野においてもこの国立健康危機管理研究機構をつくる、さらには来年に向けて今度は支払基金を発展的に改組し、仮称ですが、医療DX推進機構を新たに創設する、そしてさらには我が国の衰え始めた創薬の基盤を再強化するために、創薬基盤強化のための新たな仕組みもつくる、そしてさらにはWHOと世界銀行と連携し、UHCの特にファイナンスに係る我が国におけるホスト国としての役割、そのための研修プログラムなど日本で行う、そうした仕組みもつくる、こうしたことを確実にやってきておりますし、また過疎地における医師不足の問題などについても、医師の偏在の問題について改めて経済的なインセンティブと、また規制の面と両方組み合わせてさらにより現実に効果的な政策を打ち出すということを今まさにやっているところですし、そうした点で非常にこの内閣は実際の仕事をするという面においては確実にその成果を上げてきている内閣だと私は理解しています。 

(了)

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