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2024年8月16日

同時発表:資源エネルギー庁

経済産業省は、東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)とともに、第4回アジアCCUSネットワークフォーラムを8月15日(木曜日)にタイ王国・バンコクにおいて開催し、齋藤経済産業大臣がビデオメッセージにて挨拶を行いました。日本国外での開催は今回が初となります。
本会合は、アジア有数のエネルギー関連の展示会SETA (Sustainable Energy Technology Asia) の枠組みにおいて開催し、官民の関係者等、合計400名以上が参加しました。
第4回となる本フォーラムでは、適正な規制の枠組みを含むCCUSビジネスの事業化、政策・経済面に焦点を当てたCCU/カーボンリサイクルに関するパネルディスカッションを行い、各国の取組について共有を行いました。さらに、これらを通じて、カーボンマネージメントのための政策、規制等について、議論を行いました。

1.概要

日時:令和6年8月15日(木曜日)11:00から19:10
場所:バンコク国際展示場(BITEC)タイ王国バンコク
参加人数:現地参加100人、オンライン参加300人以上

2.主な出席者

  • 日本 経済産業大臣 齋藤健(ビデオメッセージ)
  • ERIA 事務総長 渡辺哲也(ビデオメッセージ)
  • タイ王国 SETA2024会長 ピスット・ペインマナクン
  • グローバルCCSインスティテュート CEO ジェラード・ダニエル(オンライン参加)
  • JOGMEC エネルギー事業本部副本部長 山本晃司 等

3.成果

アジアCCUS ネットワークフォーラムは2021年6月に、アジア全域でのCCUS 活用に向けた知見の共有や事業環境整備を目指すため、国際的な産学官プラットフォームとして立ち上げられました。アジア地域は、化石燃料の代替を短期的・大規模に進めることが困難な一方で、大規模なCO2貯留ポテンシャルを有しています。

第4回アジアCCUSネットワークフォーラムでは、(1)CCUSの規制の枠組みに関する最近の動向、(2)カーボンリサイクル技術の動向、(3)加盟国におけるCCUSビジネスチャンスに関する議論が行われました。我が国におけるCCS事業法の成立やロンドン議定書2009年改訂の受諾を国会で承認いただいてから初めての開催となり、我が国の今後のCCUS政策に、参加メンバーから高い関心が寄せられました。

今後も、我が国は、アジアゼロエミッション共同体(AZEC)の共催者として、本プラットフォームを活用して、法規制の枠組みに関する知識共有、越境輸送を含むCO2バリューチェーンネットワークの構築等、アジア地域におけるCCUSの発展に貢献してまいります。

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関連リンク

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部 国際資源戦略室長 矢口
(資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料環境適合利用推進課)
担当者:笹山、田渕
電話:03-3501-1511(内線 4681~4)
メール:bzl-div.CM★meti.go.jp
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