環境省・新着情報

伊藤大臣閣議後記者会見録 (令和6年8月27日(火)11:00~11:06 於:環境省第一会議室)

1.発言要旨

 令和6年能登半島地震復旧・復興支援本部の報告をいたします。
 昨日、第9回能登半島地震復旧・復興支援本部に出席しまして、公費解体全体の進捗や、面的な解体・撤去の状況、馳知事と取りまとめた「公費解体の加速化に向けた対応方針」を踏まえた対応状況、中部や近畿、関東ブロックにおける災害廃棄物の広域処理の実施予定などについて報告いたしました。今回、広域処理の受入れの意向を示していただいた中部、近畿、関東の各自治体に対して、私からも御礼申し上げます。ありがとうございます。
 また、昨日午後には馳知事から「公費解体加速化プラン」として、解体想定棟数の見直しや、年内の中間目標の設定、解体工事体制の拡充・強化などについて公表されました。
 引き続き、石川県と連携し、被災自治体における家屋等の公費解体や、災害廃棄物処理のさらなる加速化を全力で支援してまいります。
 次に富岡町の特定帰還居住区域の除染、解体工事の開始について御報告申し上げます。
 令和5年6月の福島復興再生特別措置法の改正により、帰還困難区域のうち特定復興再生拠点区域外の区域において、帰還や生活再建を目指す特定帰還居住区域を定めることが可能となったところでございます。
 本年2月に特定帰還居住区域復興再生計画が認定された富岡町の特定帰還居住区域において除染解体工事を着手する準備ができましたので報告いたします。9月5日、木曜日から工事を開始する予定でございます。
 本事業着手は、昨年12月からの大熊町及び双葉町、本年6月からの浪江町に続き、4例目でございます。今回の工事は、福島の復興・再生のさらなる前進に向けた、重要な一歩となります。環境省としては故郷に戻りたいという御意向のある住民の方々が1日でも早く帰還できるよう、引き続き、着実に除染等の事業を行ってまいります。
 以上でございます。
 

2.質疑応答

(記者) 幹事社、時事通信の大利です。
 岸田総理が9月の自民党の総裁選の不出馬を表明されました。環境大臣として岸田政権を支えられてきました、伊藤大臣の率直な受け止めをお願いします。
(大臣) 岸田内閣における環境大臣として、任期の限り責務を果たすために全力を尽くしたいということに尽きると思います。
 
(記者) 環境新聞の小峰です。
 今の幹事の質問に続いて、関連して。自民党総裁選は現時点でも10人強が出馬の見通しで混戦模様ですが、これは環境大臣としてではなく、いち政治家の伊藤信太郎さんにお聞きしますが、この混戦模様をどう御覧になっていますでしょうか。
(大臣) 私は自由民主党というものは非常に多様性のある政党だというふうに考えております。その自由民主党の多様性を国民の皆様に御理解いただく大変良い機会だというふうに考えております。
(記者) さらにちょっとお尋ねしますけど、その多様性の中から伊藤信太郎衆議院議員は、意中の人はお決めになっていますでしょうか。
(大臣) 現時点でのコメントは差し控えさせていただきます。
 
(記者) 朝日新聞の市野です。
 岸田政権でGXの話を進めてきていて、環境大臣としても経産大臣とともに進めてきたことかと思います。岸田総裁としては不出馬ということで、また政権が変わってくるかと思うのですけれども、今後のGXに向けて、何か総裁が変わっても推し進めていきたいのか、その辺りのお考え、何かお考えがありましたら教えてください。
(大臣) 私はGXというのは今の時代の日本にとって、非常に大事なトランスフォーメーションだと思います。そしてもちろん環境省としても、それは中心的な役割を果たすものだと思います。ですから、どなたが総裁になろうとも、このGXというものを強力に推進していくということは非常に不可欠だし、私もそのときにどういう立場になるか分かりませんけれども、GX推進のために汗をかいてまいりたいと、そういうふうに考えております。
 

会見動画は以下にございます。
https://youtu.be/K0x0dFHVGZ8?si=U_gD3cVL8zPX8xb1
 

(以上)

発信元サイトへ