総務省・新着情報

報道資料
令和6年9月3日
「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関する ガイドライン(案)」に対する意見募集の結果並びに報告書及びガイドラインの公表

 総務省は「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」(以下「報告書(案)」といいます。)及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」(以下「ガイドライン(案)」といいます。)について、令和6年5月17日(金)から令和6年6月17日(月)までの間、意見募集を行い、提出された意見を踏まえて「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン」(以下「報告書及びガイドライン」といいます。)を策定しましたので、意見募集の結果とともに公表します。

1 概要

 我が国では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機とし、ウェブ会議、テレワーク、遠隔教育、遠隔診療等の非対面・非接触で従来の活動を可能とするデジタルサービスが急速に普及しました。これらのサービスを安定して利用するために必要となる固定ブロードバンドサービスは、社会経済活動や国民生活を支える上でより重要な役割を担うようになり、一層のサービスの品質の確保が求められる一方、消費者からは、通信速度が遅い、(特定の時間に)つながりにくい等の苦情・相談が毎年一定数寄せられているところです。
 ウェブ会議をはじめとするインターネット上のデジタルサービスは、アクセス回線を提供する事業者に加え、ISP事業者やIX事業者、サービス提供事業者等のさまざまな事業者を経由して提供されており、アクセス回線である固定ブロードバンドサービスの品質は、これらの事業者間の接続形態や通信設備の態様の影響を受けるため、固定ブロードバンドサービスの通信品質の測定に係る手法はこれまで確立されていません。
 こうした背景に対し、2020年12月から「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ」(主任:平野 晋 中央大学 国際情報学部長・教授)が開催され、公正、中立的かつ効率的な固定ブロードバンドサービスの品質測定手法や消費者への情報提供の在り方等について検討が行われ、令和6年5月に報告書(案)及びガイドライン(案)がとりまとめられました。
 今般、令和6年5月17日から同年6月17日までの間、報告書(案)及びガイドライン(案)について意見募集を行ったところ、57件の意見がありました。ついては、意見募集の結果を公示するとともに、提出された意見を踏まえ策定した報告書及びガイドラインを公表します。

2 提出された意見

 提出された意見及びその意見に対する考え方は別紙1のとおりです。

3 意見募集の結果を踏まえた報告書及びガイドライン

提出された意見等を反映した報告書及びガイドラインは以下のとおりになります。
○固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(別紙2
○固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(別紙3

4 資料の入手方法

 別紙1、別紙2及び別紙3については、電子政府の総合窓口[e-Gov](https://www.e-gov.go.jp)の「パブリック・コメント」欄に掲載します。また、総務省総合通信基盤局電気通信事業部データ通信課(中央合同庁舎第2号館10階)において閲覧に供するとともに配布します。

【関係報道資料等】

〇「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ」の開催案内等
 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/denkitsushin_shijo/index_00005.html
〇「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法の確立に関するサブワーキンググループ 報告書(案)」及び「固定ブロードバンドサービスの品質測定手法等に関するガイドライン(案)」に対する意見募集
 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban04_04000331.html

連絡先
総合通信基盤局 電気通信事業部 データ通信課
担当:宮本課長補佐、荻原官
電話 :03-5253-5853
メール : broadband-quality_atmark_ml.soumu.go.jp
(注)スパムメール対策のため「@」を「_atmark_」と表示しております。送信の際には、「@」に変更してください。

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