復興庁・新着情報

土屋復興大臣記者会見録[令和6年9月6日]

令和6年9月6日(金)12:50~12:53 於)復興庁 記者会見室

1.発言要旨

 本日、「第12回原子力関係閣僚会議」が開催されました。会議では東京電力柏崎刈羽原子力発電所について、地元の理解を得て再稼働を果たすための政府としての今後の取組等について議論が行われました。

 東京電力は東日本大震災からの復興にかかわる事業者でもあるため、私からは、東京電力がその事業を運営する上で、福島第一原子力発電所事故を起こした事業者であることを重ねて肝に銘じ、最後まで責任を全うして、福島の復興及び廃炉に全力で取り組む必要があることを発言いたしました。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)冒頭でも発言ありました東京電力に関係してお尋ねいたします。

先日、福島第一原発のデブリの取出しが東京電力のミスで中断するというような事態になりまして、昨日の東京電力の会見で、まず試験的なその取出しを早ければ来週にも行うということと併せて、パイプ接続のミスという状態におよそ1か月気付かなかったというような状態が明らかになりました。復興を所管する大臣として、先ほど少しコメントというか触れられた部分もあるんですけれども、こうした状況について御助言をお願いいたします。

(答)この事案については、4日に東京電力社長から経済産業大臣に対して、パイプ運搬・取付け等の一般的な準備作業において、東電を含め、実際の作業の手順の確認が十分でなかったことが直接的な要因であったこと、対策としては準備作業を含め、工程全般について確認プロセスを再精査し、東電自身で確認していくなどの報告を行ったと聞いております。

 燃料デブリの取出しは世界的にも前例がなく、技術的難易度の高い取組であり、今後、廃炉の根幹となる最も困難な作業段階に入っていくところでございまして、東京電力には経済産業大臣の指導もしっかりと受け止めて、地元の皆様の信頼を損なわないよう、これまで以上に緊張感を持って、安全確保に万全を期して取り組んでいただきたいと思っております。

 どうもありがとうございます。

(以 上)

    発信元サイトへ