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土屋復興大臣記者会見録[令和6年9月10日]

令和6年9月10日(火)11:24~11:30 於)復興庁 記者会見室

1.発言要旨

 冒頭発言なし

 

2.質疑応答

(問)1題お尋ねいたします。先週から、イギリスの高価格帯の商品を扱う一部の百貨店で、福島県の桃の販売が始まるというニュースがありまして、いわゆる原発の風評の払拭が進んでいる顕著な事例かなと思うのですが、そうした風評の払拭について大臣の御所感と、せっかくの機会ですので、福島の桃を大臣もお食べになった機会があると思いますので、PRも兼ねて一言、よろしくお願いいたします。

(答)ハロッズのことだと思いますけれども、ハロッズはヨーロッパでも最高級のデパートということで、いろいろな国の人も買い物に来ているというところで、今回の桃の販売というのは非常に宣伝効果があるのではないかと思うところでございます。

 これに協力したのがジェトロと福島県人会の方たちで、私も以前英国に行った時、福島県人会の方たちとお会いしましたけれども、非常に結束が固く、日本のことについて、福島のことについて活動していただいている様子を見て、うれしく思っているところでございます。

 私の知るところ、ヨーロッパ全般に鑑みますと、果物といえばフランス、イタリア、スペインといったところで多く生産され、イギリスは気候からいくとベリー類の生産は多いのですが、多くの果物は輸入をしています。そうした中で、日本のジューシーな桃、しかも日本でも福島は有数の産地ですから、その桃が売られてイギリスの方の味覚を楽しませることができるということは、我々にとってもうれしい出来事だなと思っています。今後も、桃以外でもいろいろな果物がイギリス人の皆様に楽しんでいただけるようになればと思います。

 風評払拭は、私が就任以来、皆様とともに頑張ってきたことでございますけれども、SNSが発達しておりますので、いつ何時、何か悪気があって風評をする人もいるかもしれないので、やはり常にチェックしながら、風評払拭に向けて活動していくことも大事なことだと思っております。長くなりましたが感想を述べさせていただきました。

(問)本日、福島第一原発では核燃料デブリの試験回収に着手しました。そのことについての御所見と、当初の計画から3年の遅れが出たということで、そのことについても御所感があればお願いします。

(答)今回、ちょっと手違いでああいうことになりましたけれども、スタートを切れたということはよかったと思っております。

 最も困難な作業に入るわけでございますので、東京電力には、この間のようなことがないようにしっかりとこれを進めていただきたいし、経産省、経済産業大臣の指導もしっかりと受け止めてもらって、地元の皆様の信頼を損なわないよう、むしろ回復してもらいたいし、これまで以上に緊張感を持って、安全確保に万全を期して取り組んでいただきたいなと考えているところでございます。

(問)3年かかっていることについては。

(答)3年間、もう少し早くできるかと思っておりましたけれども、その間、いろいろな事象がありましたが、取りあえずは、世界に例を見ない初めての試みでありますから、焦って大事故にならなかったことはよかったと思いますけれども、これからしっかりと、計画どおり進むように安全確保をして、安全対策でやってもらいたいなと思っています。

 どうもありがとうございます。

(以 上)

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