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低炭素型作業船の二酸化炭素排出量削減効果の検証を行います
~ カーボンニュートラルポートの形成に向けて ~

令和6年9月27日

 国土交通省港湾局では、港湾工事に従事する作業船から排出される二酸化炭素量の削減効果を検証することを目的に、令和6年10月1日以降に公告する直轄港湾工事を対象として、「低炭素型作業船導入効果検証工事」を実施します。

○ 政府の目標である2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国土交通省港湾局ではカーボンニュートラルポートの形成に向けた取組を進めており、その一環として港湾工事から発生する二酸化炭素排出量の削減が求められています。
 
〇 港湾工事では作業船による海上作業が不可欠ですが、近年、燃料消費量の削減に資する機器や作業の高効率化に資する機器を搭載する「低炭素型作業船」が登場しており、二酸化炭素排出量の削減に寄与するものと期待されています。
 
〇 このため、今般、実際の港湾工事でその効果を検証する「低炭素型作業船導入効果検証工事」を実施することとしました。
 
〇 今後、検証工事を通じて得た知見を活用し、港湾工事から排出される二酸化炭素排出量の更なる削減に向けた取組を進めてまいります。
 
【検証工事の概要】
 <対象工事>
 ・グラブ浚渫船又は起重機船を使用する港湾工事(受注者希望型)
 <検証対象船舶>
 ・グラブ浚渫船又は起重機船のうち以下のいずれかの機器を搭載した船舶(自航船を除く)
 [1]燃料消費量の削減に資する機器:電力回生装置、蓄電池システム、発電機自動発停システム
 [2]作業の高効率化に資する機器:自動船位保持システム(DPS)、自動運転システム
 <検証内容>
 ・上記[1][2]の機器の稼働時と非稼働時の燃料消費量の差を計測し、二酸化炭素排出量削減効果を検証。
 <検証に要する費用>
 ・船舶損料を最大3%割増するとともに、計測に要する費用を計上。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:563KBKB)

お問い合わせ先

国土交通省港湾局技術企画課 浅見、釘田
TEL:03-5253-8111
(内線46-523) 直通 03-5253-8677

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