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プレスリリース

「令和5年木材需給表」の公表について

令和6年9月27日
林野庁

林野庁は、令和5年(2023年)の木材需給に関するデータを集約・整理した「令和5年木材需給表」を取りまとめましたのでお知らせします。
令和5年(2023年)の木材自給率は42.9%になりました。

1. 木材需給表の概要

林野庁は、毎年(1月~12月)の木材需給の状況を明らかにするため、農林水産省「木材統計調査」、財務省「貿易統計」、林野庁「特用林産物生産統計調査」、「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」等を活用して、我が国の木材の需要・供給量を丸太換算し、用材(製材品や合板、パルプ・チップ等に用いられる木材)、しいたけ原木及び燃料材等に区分して取りまとめ、公表しています。

2. 木材の需要

令和5年(2023年)の木材の総需要量は7,985万3千立方メートルとなりました。前年と比較すると521万6千立方メートル(6.1%)減少しました。
これは前年に比べ、用材が812万5千立方メートル(12.0%)減少したこと、しいたけ原木が1万8千立方メートル(8.6%)減少したこと、燃料材が292万8千立方メートル(16.9%)増加したことによります。
また、輸出量は339万5千立方メートルとなりました。前年と比較すると35万3千立方メートル(11.6%)増加しました。

3.木材の供給

(1)国内生産
令和5年(2023年)の国内生産量は、3,425万9千立方メートルとなりました。前年と比較すると33万4千立方メートル(1.0%)減少しました。
これは前年に比べ、用材が121万4千立方メートル(5.0%)減少したこと、しいたけ原木が1万8千立方メートル(8.6%)減少したこと、燃料材が89万8千立方メートル(8.8%)増加したことによります。
(2)輸入
令和5年(2023年)の輸入量は、4,559万4千立方メートルとなりました。前年と比較すると488万3千立方メートル(9.7%)減少しました。
これは前年に比べ、用材が691万3千立方メートル(15.9%)減少したこと、燃料材が203万立方メートル(28.5%)増加したことによります。

4. 木材自給率の動向

令和5年(2023年)の木材自給率は42.9%となりました。前年と比較すると2.2ポイント上昇しました。
用途別に見ると、建築用材等の自給率は55.3%で前年と比較すると5.8ポイント上昇、非建築用材等の自給率は35.7%で前年と比較すると1.5ポイント上昇しました。

添付資料

令和5年木材需給表(PDF : 408KB)
参考資料_木材需給の構成等(PDF : 166KB)

過去の木材需給表や長期累年統計表は以下のリンクからご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/mokuzai_zyukyu/index.html

お問合せ先

林政部企画課

担当者:統計調査班 安藤、篠原
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219


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