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土屋復興大臣退任記者会見録[令和6年10月1日]

令和6年10月1日(火)11:00~11:08 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨 

 皆様、こんにちは。

 先ほど、閣議で辞表を提出してまいりました。この機会に改めて所感を申し上げます。

 昨年9月13日の就任に際して、岸田総理からは、被災地に寄り添いながら各省庁の縦割りを排し、現場主義に徹したきめ細かな対応により、福島の本格的な復興・再生、東北復興の総仕上げに全力で取り組むように御指示を頂きました。

 この御指示を踏まえ、在任中には被災地を頻繁に訪問し、知事、市町村長のみならず、復興の現場で活躍している多くの方々から直接お話を伺い、意見交換をしてまいりました。企業やNPOで活躍する女性を含め、日本中から東北に人が集まり復興を支えている姿に日本の底力を感じたところでございます。

 この間に、特定帰還居住区域復興再生計画の認定、そして除染の開始ができたほか、タイ・ベトナムにおけるトップセールスでは地域の魅力発信に取り組み、三陸・常磐ものをはじめとする地元産品の潜在力を確認いたしました。

 また、第2期復興・創生期間以降における東日本大震災からの基本方針の3年目見直しに取り組むとともに、第2期復興・創生期間後の復興施策の在り方について、有識者の方々の意見を聞き、被災3県の御意見も伺いながら検討を進めてまいりました。

 新大臣の下でも、これまでの取組を一層推進し、復興を更に前に進められることを期待しています。今後とも復興庁が現場主義を徹底し、残された課題と向き合い復興を加速していくことを期待するとともに、私自身も一政治家として被災地に寄り添い、復興が成し遂げられるよう、引き続き応援していく所存でございます。

 報道の皆様にも、在任期間中大変にお世話になり、心より感謝を申し上げます。そして私自身、この1年間で皆様の報道に支えられたなという思いでございます。現場へ足繁くできる限り訪問いたしましたが、それも時間的制約の中で限界がございます。でも、毎日毎日、記者の皆様が足で歩いて、聞いて、そしてそれを記事にしていただいている。それを拝見させていただき、また、映像のほうでも、いろいろな地元のことを報道していただいたことが本当に全体の復興の底上げになっていると確信をしております。

 これからも、どうぞ記者の皆様、地元の隅々まで、本当に困っている方、そして復興で重要なことをどうぞ聞いて、歩いていただいて、記事にしていただけますことをお願い申し上げます。

 本当に1年間お世話になりました。ありがとうございます。

 

2.質疑応答

(問)1年間、お疲れさまでした。伺いたいのは、この1年間で、ここは結構、当初の見込みといいますか、うまくいったのか、あるいはここが印象に残っているというような何か取組とかがあれば。あと、ここは想定よりもちょっと届かなかったかなというような、ここはもっと力を入れたかったなみたいなところがあれば、その2点をお願いします。

(答)できる限り地域を回らせていただきましたが、全力で私も働かせていただいて、自分の考えていることはほとんどやり通したかな、やり抜いたかなという思いでございます。

 一番印象に残っているのは処理水の報道の話ですけれども、最初のとき、経産省を通して情報が入っていたこと、改めて情報を即共有できる形にできたことというのは大変よかったことだと思っております。それが非常に印象的な出来事でした。

(問)ここはもうちょっとというところは何かありましたか。

(答)復興はこれからまだまだ続くわけですので、地域によってはスタートの時期が違うので、なかなかそれを比較することが難しいと思いますけれども、やはりできる限りきめ細かく、そこら辺も考えながら復興を支援してきたと思っております。それ以上、それ以下でもないのですが、今後、次の大臣にバトンタッチをしていきたいなと思います。

 どうも本当にありがとうございました。

(以 上)

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