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2024年10月7日

10月3日(木曜日)、4日(金曜日)、ブラジルが主催する第15回クリーンエネルギー大臣会合(CEM15)/第9回ミッション・イノベーション(MI-9)閣僚会合とG20エネルギー移行大臣会合がブラジルのフォス・ド・イグアスにて開催されました。

1.第15回クリーンエネルギー大臣会合(CEM15)/第9回ミッション・イノベーション(MI-9)閣僚会合

(1)概要

日程:令和6年10月3日(木曜日)
参加国等:CEMメンバー国、MIメンバー国等

(2)議論の内容

  • 会合では、クリーンエネルギー大臣会合が発足より15年、ミッション・イノベーションは発足より来年に10年を迎える節目の年であることを受け、これまでの活動成果が共有されました。また、クリーンエネルギー移行に関する課題と機会について議論されました。
  • 日本から木原資源エネルギー政策統括調整官が、エネルギーを巡る状況変化における優先的取組、産業の脱炭素化、カーボンマネジメント等に関する複数のセッションに参加し、以下について主に発言しました。
    • 脱炭素・経済成長・エネルギー安全保障を同時に達成するため、多様な道筋によるエネルギー移行、イノベーションの促進、世界全体での脱炭素化の必要性
    • 産業脱炭素化に関しては、データの整備や需要創出が重要であること、トラジション・ファイナンスの必要性、アジアにおける産業脱炭素化への支援
    • CCUS/カーボンマネジメントの普及拡大、CDRの市場拡大を支援するMRV手法の国際的な確立に向けた取組やアジアにおける知見共有・事業環境整備等の国際協力
  • また、CEM/MIの活動を踏まえた成果文書が発出されました。

(3)第15回クリーンエネルギー大臣会合/第9回ミッション・イノベーション閣僚会合において採択された文書

共同声明(原文)PDFファイル
共同声明(仮訳)PDFファイル

2.G20エネルギー移行大臣会合

(1)概要

日程:令和6年10月4日(金曜日)
参加国等:G20メンバー国等 
招待国際機関等:IEA(国際エネルギー機関)、IRENA(国際再生可能エネルギー機関)等

(2)議論の内容

  • G20エネルギー移行大臣会合では、(1)新興・発展途上国のエネルギー移行のためのファイナンス、(2)エネルギー移行の社会的側面、(3)持続可能燃料などの論点について議論が行われました。
  • 木原資源エネルギー政策統括調整官は、気候変動対策、エネルギー安全保障確保、経済成長の同時達成の重要性を強調しつつ、以下について発言しました。
    • 各国の事情に応じた多様な道筋の下、省エネ、再エネ、持続可能燃料、原子力、CCUS/カーボンリサイクル等、あらゆる技術やエネルギー源を活用してネット・ゼロという共通ゴールを目指す必要あり。例えば、日ブラジルによるバイオ燃料と低排出自動車を組み合わせるISFM(Initiative for Sustainable Fuel and Mobility)の取組は好例。
    • イノベーションの促進が重要であり、日本はグリーントランスフォーメーション(GX)を通じて、現在研究開発段階の技術の実用化を進めていく
    • 世界全体での脱炭素化が重要であり、日本はアジアをはじめ世界の脱炭素化に向けて、技術、資金、人材などのソリューションで貢献していく
  • 会合での議論の内容を踏まえ、成果文書が発出されました。

(3)G20エネルギー移行大臣会合において採択された文書

閣僚声明(原文)PDFファイル
閣僚声明(仮訳)PDFファイル
附属文書(公正かつ包括的なエネルギー移行のための原則)PDFファイル

関連リンク

担当

  • 1.の CEM15及び2.について

    資源エネルギー庁 長官官房 国際課 白井
    担当者:戸矢、佐久間、来海、上浦、水谷
    電話:03-3501-1511(内線 4491~4)
    メール:bzl-s-enecho-kokusai★meti.go.jp 
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

  • 1.のMI-9について

    イノベーション・環境局 総務課 国際室 上嶋
    担当者:杉本、河野
    電話:03-3501-1511(内線 3357~9)
    メール:bzl-s-sangi-kokusai★meti.go.jp 
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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